拝啓【サプライズの内容は濃密に� � ページ23
_____拝啓 お父さん、お母さん
お父さん、お母さん、お元気ですか？私は相変わらずです。
話は変わりますが、以前手紙で話した順平くんと虎杖くんの事です。
順平くんは呪霊の真人さんに術式で姿形を変えられて改造人間という物になってしまったのですが、反転術式で治す事が出来ました。
虎杖くんは順平が生きている事を知りません、その状態で今から二人を対面させてサプライズをする所です。
こんなに内容の濃いサプライズは_____
私が中学生の時にクラスの男の子達と喧嘩して、擦り傷まみれで帰った時以来だと思います。
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「此処？」
「はい、こちらです。私はこれから残っている作業がありますので、これで失礼しますね」
「おやすみなさーい」
部屋の前で伊地知さんと別れました。手を振って
＿＿＿ｺﾝｺﾝｯ「入りまーす」
ノック後の返事を待たずに入りました、伊地知さんが順平くんはまだ目が覚めてないと言っていたので。
「失礼しまーす」
虎杖くんも私の後に続いて部屋に入ります。必然的に私が先に順平くんの姿を見るのが早いのですが…
「此処は…アレ、桜元先輩？」
「あ、まだ目が覚めてないかと思ってたんですけどよかったです_____体調はいかがですか？」
「ホテルみたいだな〜…で、先輩俺に会わせたい人って＿＿＿＿え？」
部屋を軽く散策した虎杖くんが私に話しかけながら、此方にやってきます。部屋の通路は私が塞いでしまっているので、私の背から頭だけをひょこっと出す形で寝室にあたるこの部屋を覗き込んだ虎杖くんは言葉を失ってしまったみたいです。
「じゅ…順平？？」
「悠仁？」
「治療後、視診させていただいた時は外傷等は見当たらなかったので大丈夫だとは思うんですけど…」
塞いでいた通路を開けるように横にズレると、私の後ろに居た虎杖くんが自然と前に出てきます。
「悠仁、あの時はゴメンね…澱月に刺された傷とか大丈_____うわっ！」
「よかったｧ…俺、目の前で順平がアイツに改造人間にされた時…何も出来なくって…」
順平くんを抱きしめる虎杖くんと虎杖くんの行動にあたふたしている順平くん。
B Lが好きな方々は、ふふ腐…なんて笑っているんでしょうか？
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とにかく、サプライズは大成功です
____娘より
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作者名：夜は眠れるかい x他1人 | 作成日時：2021年2月4日 23時
