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七海さんからの事情聴取とスタ〇奢りの約束を取り付けて私はとても満足です。
七海さんに断りを入れて部屋を退室して、廊下を歩きながら虎杖くんを探しています。
「さてと…此処は何処でしょうか。」
いやー、迷ってしまいました…見ての通りです。
困りました、とても困りました。人の後に着いていくだけではダメですね…今度からは自分で道をしっかり覚えましょう。迷子になってしまっては元も子もありませんしね。
「あ、先輩！ナナミンとの話終わったの？」
「いい所へ来てくれましたね、虎杖くん。丁度キミを探していたんです。
伊地知さんが居る部屋に行きたいんですけど、残念ながら伊地知さんが居る部屋の場所が分からなくなってしまいまして…電話を借りてもいいですか？」
「いいけど_____はい！」
虎杖くんから受け取ったスマホには【伊地知さん】の文字。耳にスマホを当ててみると2コール目で【はい、もしもし？】という伊地知さんの声が聞こえました。
「桜元です、すみません…さっき伊地知さんが案内していただいた部屋の場所が分からなくて」
【分かりました、今からそちらに行きますので待っていてください…吉野 順平はまだ目を覚ましていません。】
「分かりました、ありがとうございます。ご迷惑おかけします。」
電話を切って虎杖くんに渡します。
「伊地知さん、今から来るの？」
「えぇ、虎杖くんに会ってほしい人が居るのですが…私が部屋の場所を忘れてしまいまして。」
「俺に会わせたい人？」
「はい、虎杖くんならとっても喜んでくれると思います。」
そう彼に告げて伊地知さんが来るのを待ちました。
.
.
「お待たせしました…虎杖くん、傷は大丈夫なんですか？」
「え、あぁ…傷は全然平気っすよ」
「伊地知さん、案内をお願いします」
伊地知さんを先頭に順平くんがいる部屋へ向かいます。途中で伊地知さんから小声で順平くんの事は虎杖くんに話したのかと聞かれましたが
サプライズだと言う事を告げたところ、伊地知さんは納得した様でした。
死 んだ筈の友達が実は生きていた…虎杖くんの驚く顔が見物です。
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作者名：夜は眠れるかい x他1人 | 作成日時：2021年2月4日 23時
