妄想吐露〈ym×in〉

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「知念、ついたよ」




あの後、7人での飲み会はすごかった
いつもはあまり飲まない知念がべろんべろんに酔ってしまうくらいだから相当だろう
そのくらい、みんなテンションが高く、とても楽しかった
俺は自分の車で来てたし、明日も午前中から仕事が入っていたからお酒は飲まなかった
まあそのせいで今知念の介抱をさせられてるんだけど



今は知念を家まで送って行ったところ
知念は1人じゃまともに歩けないくらい酔っていたのに、送っている間に少し酔いが覚めたようで、家に着く頃には1人で立てるようになっていた


「送ってくれてありがとう」


え…！知念が俺にお礼を言ってる…？！
まだ酔ってるのか…？


「いや、お礼くらい僕も言うから」


思ってたことが全部顔に出ていたらしく、知念に呆れられてしまった





知念の家を出発し、自分の家に帰っている途中
赤信号で止まった時、何気なく窓の外を見ると、夜中だと言うのにとても明るい街があった
いわゆる、ホテル街ってやつ
その中に、見覚えのある姿が見えた


「伊野尾ちゃん…？」


俺が伊野尾ちゃんを見間違えるはずがない
伊野尾ちゃんの隣には、太ったスーツ姿の男
その男は伊野尾ちゃんの腰を抱いていた


「どういうこと…？」


訳がわからなかったが、信号が青に変わってしまったため、俺はその場を後にした
家に帰ってからも、さっきの光景が忘れられず、なかなか寝付けなかった
明日の午後からメンバー全員での雑誌の撮影がある
その時に聞いてみよう
そう決意して眠りについた




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