妄想吐露〈ym×in〉

＊ ページ10

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半年後


あれから毎日やまだはおれに“好き”だと伝えるようになった
今まで伝えられなかったぶんを伝えているらしい


「伊野尾ちゃん、好きだよ」


正直、素直に好きだと言われるのは嬉しい
けど、反応に困るからやめてほしい
そのことを伝えると、困っている姿を見たいから言ってる部分もあると言われてしまった
やまだって知らなかったけど、意外とSなのか…？



今日もやまだは俺の部屋に来ている
やまだは、毎日のように俺の部屋に来ては、その日あった面白いことや楽しかったことを話してくれ、俺を笑わせてくれた
週末には2人で出かけたり、部屋でゆっくり過ごしたりと、今まで以上に一緒にいることが多くなった
今日は部屋で一緒に借りてきたDVDを見ている


「この女優さん、かわいいね」
「伊野尾ちゃんの方がかわいいよ」
「うるさいな」
「もう、照れちゃって」


そんなことを言いながら、映画を見進める


「やまだ、」
「うん？」


「ずっと、待たせてごめん」


そう言った瞬間、やまだは俺の方を見た


「あの日から今までありがとう。
やまだのおかげで大ちゃんのこと乗り越えることができたし、友達として接することができるようになった。全部、全部、やまだのおかげだよ。ほんとにありがとう。

それで、やっと気持ちの整理がついたんだ。」


やまだは目に涙を浮かべていた


「俺と、付き合ってください」
「もちろん」


そういって山田は俺に抱きついてきた


「なくなよ〜笑」
「だって、！」


やまだが泣いてるのをみたら、俺まで涙が出てきた
なんで伊野尾ちゃんも泣いてるの、とやまだが頬に落ちた涙を拭ってくれる


「伊野尾ちゃん、」


やまだの顔がだんだん近づいてきて、俺たちの距離は0になった
初めて交わしたキスは、涙の味でちょっとしょっぱかったけど、あたたかくて、しあわせの味がした





END.


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作者です

最後無理やり終わらせた感が半端なくてごめんなさい！最近タイピング練習でJUMPさんの曲を打ってたとき、この曲の歌詞を見て思いつきました。見切り発車だったので最後の方にいくにつれてぐだぐたになってしまって申し訳ないです…。
読んだいただきありがとうございました！

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