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目の見えない夜 〜2〜 ページ26

「おかしく…なって良いんですよ…。私も、この日をずっと待ってたんですから…。朝まで…私を抱いてくれますか?」

「Aからそんな事ゆーの、初めてじゃん…。マジで…止めらんねぇかも…」

「止めないで…。フロイド先輩に…めちゃくちゃにされたいの…」

フロイドがAの顔を優しく触れる。
そして唇を指でなぞる。

「そんな言葉…、いつ覚えたの…?この口…、オレを興奮させる事ゆーよーになったね…」

「早くっ……、早くフロイド先輩をください…」

「うん…」

Aがフロイドにキスをする。
フロイドの頬を優しく挟み、Aは目を閉じてたくさんキスをした。
いつの間にかフロイドに押されるキスになる。
Aはそっと目を開けてみた。

〜目を閉じてるフロイド先輩…、今までと変わらない…〜

Aは自然と涙がこぼれた。

〜目を閉じていれば、何も変わらないフロイド先輩なんだ…〜

「また泣いてる…」

涙がフロイドに触れた訳でもないのに、フロイドはAが泣いている事に気が付いた。

「嬉し涙です…」

「うん…」

フロイドがAの唇を何度も何度も咥える。

「んっ……」

フロイドが手でAの胸を探り当てる。
その手は部屋着の裾まで移動し、服の中に入っていく。
そして服の中から胸を触った。

「柔らかい…。何も変わらない…Aの身体…」

「うぅんっ……」

「その声…、いっぱい聞かせて…」

フロイドが乱暴にAの服を脱がせる。
ブラジャーの肩紐を腕まで下げ、胸を開けさせる。
その胸にフロイドがたくさんキスをし始めた。

「ん…あぁっ……」

「いーね〜…」

「やめないでっ…。もっと…」

「やめないよ…」

Aがフロイドの髪をギュッと握る。
それを合図にフロイドがAのブラジャーも外し、全ての服を脱がせた。

そのまましばらく胸にキスをし続けた。


「Aの裸…。キレイだね…。胸も、腰も、足も…。股も…」

「口に出して言われると…、恥ずかしいですっ……」

「2人しかいないのに、何恥ずかしがってんの…?こうやってされたかったくせに…」

フロイドがAの全身を手で触りながら確認していく。

「1ヶ月前と、何も変わらないAの身体…。オレのA…」

「フロイド先輩も…、服、脱いでよ…」

「うん」

フロイドも服を脱ぎ、床に放り投げる。

「フロイド先輩の身体も…、何も変わらない…」

「弛んでるんだってぇ〜」

「どこがですかっ…」

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作者名:魅樹 | 作成日時:2023年6月2日 17時

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