回復の夜 〜1〜 ページ30
ジェイドがAを抱きしめてキスをする。
「Aに勝てる人なんて、いません。オスカーだって、この決闘で良く分かったはずです。Aが学園に戻ったら、きっと大人しく言う事を聞くと思いますよ」
「そうだと良いけど…」
Aがジェイドにしがみつく。
『キュンッ…キュ〜ンッ…』
「ふふふ。くーちゃん、それにしても良く寝言言いますね」
「はい。ちゃんとジェイド君が作ってくれたベッドで寝てくれるし、結局タコ壺が一番落ち着くのかもしれないですね」
「Aはタコ壺なくて大丈夫？」
「意地悪っ！私は必要ないですっ！」
「知ってますよ。Aが必要なのは、僕だけでしょう？」
「知ってるなら…、早く…ジェイド君を…くださいよ…」
Aがジェイドのスウェットを脱がせようとする。
「A…。魔力がまた覚醒して、大胆になったのでは？」
ジェイドはわざとAにスウェットを脱がせてもらう。
「いけませんか？大胆になるの」
ジェイドのスウェットを脱がせたAがジェイドの上に膝をついてまたがる。
そして自分でネグリジェを脱ぐ。
「ほら。凄く大胆だ…」
「私の身体の傷、治してくれてありがとう…。お陰で…ジェイド君の大好きな綺麗な身体に戻ったでしょ？ねぇ…。良く見て…」
「魔力はくーちゃんを通してAから借りた物ですよ…」
「意地悪…。それでも…、治してくれたのはジェイド君でしょ……」
「Aの魔力に耐えるの、キツかったですよ…。本当に…強い魔力なんだね…」
ジェイドは自分に膝をついてまたがるAの腰を両手で触る。
「私…、結構…強いんですよ？」
「知ってますよ。そんなAが…今から僕のものにされるって…知ってますか？」
ジェイドが力を入れてAを自分の腰の上に座らせる。
そして両肩を引き寄せ、更にAの髪を鷲掴みして激しくキスをした。
「例え僕より魔力が強くても…Aを僕のものにするのは簡単だ…」
「……んんっ…」
Aの身体から力が抜けていく。
「Aにそんなに大胆にされて…、僕が放っておくと思いましたか？」
Aの髪を鷲掴みにして激しくキスをしたまま、ジェイドは体勢を逆にする。
ジェイドがAに覆いかぶさり、悪魔じみた笑いを見せる。
「それとも、こうして欲しくて…わざと大胆に？」
「んんっ…ジェイドっ…く…」
Aには何も喋らせない。
「言いたい事があるなら、言ってごらんなさいよ…」
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作者名：魅樹 | 作成日時：2023年3月23日 21時
