304 ページ10
・
「クソーッ!なんて仕掛けだ!」
「これでも、ただのガラスケースかの?」
恐らくこれはパネルを左から数えて…
横は1から5、右縦は6から10。
4と7の交差する場所が開いたってことか…
「とにかく、彼奴が現れるのは夕方じゃ!
それまでここで見張っている必要はないじゃろう」
「ふん…!下で作戦の練り直しだ!!行くぞ!」
「「ハイ!!」」
そう言うと、
部下を連れて去っていってしまった中森警部。
快斗の名前を出されなくて済んで良かった…。
内心気が気じゃなかった。
「いやあ、面白いものを見せてもらった
おかげさんで、いいルポが書けそうだ…」
タバコを咥え、ジッポを手に持ちながらそう言ったのはルポライターの藤岡さん。
「申し訳ありません…
お煙草はBデッキの禁煙室でお願いします…」
ちゃんと禁煙室まで用意されてるのね。
って、そりゃそうか。
「毛利さんも一緒にどうです?」
藤岡さんは額に手を当てている毛利のおじさんの手前でタバコをチラつかせる。
「いや、俺はちょっと部屋で休むよ…
もう、何がなんだか…」
おじさん、今日はなんだか…散々だな。(遠い目)
苦手な高いところで、顔面を殴られてぶっ飛ばされ、更に電気を浴びて……((
「ねぇA、蘭、ちょっとトイレ行かない?」
『あ、行く』
「いいよ〜」
さっきもトイレしたけど、お茶の飲みすぎでトイレが近くなっているのだ。(汚い)
それから私たちはみんなと別行動をとることになり、
私と蘭と園子はトイレに向かうのであった。
・
「あぁすっきりした」
手を洗っていると、
園子がそんな事を言いながら個室から出てきた。
「おじ様、大変だったわね」
『散々な目にあってたよね』
「うん…」
さすがにあんな目にあうのは誰だって嫌だろう。
「そうだ、あの絆創膏良かったでしょ」
『「…え?」』
「絆創膏よ、絆創膏!まだ見てないの?」
…絆創膏??
「まさか…絆創膏に何かしたの?
…あっ!ちょっと、何これ!?」
蘭がカバンから取り出した絆創膏を横から覗き見てみると、絆創膏に小さく文字が書いてある。
『新一…ラブ?』
「へへへ…」
私がそう呟くと無邪気に笑った園子。
「気に入った?」
「ったく、何やってんだか…
!!ヤバいよこれ…!飛行船に乗る時、作業員の人にあげちゃったよ、この絆創膏!」
…ん?何処かで聞き覚えがあるぞ。
・
1255人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱみ - もうほんとにこのシリーズ大好きすぎてもう死にそうです、、毎回の更新が本当に楽しみです!!これからも頑張ってください(〃▽〃) (2020年10月18日 10時) (レス) id: 0e418c44e6 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー(プロフ) - ゆうみんさん» おぉ……!!ありがとうございます!ナイスアイデアです!!!紺青の拳の後でも大丈夫でしょうか!?是非書かせて頂きますッ!(((o(*゚▽゚*)o))) (2020年7月26日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - リクエストは映画瞳の中の暗殺者快斗と彼女ちゃん話してください、彼女ちゃんが記憶喪失になる、お願いします (2020年7月26日 20時) (レス) id: 70259f7c6d (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー(プロフ) - 澪奈さん» コメントありがとうございます!!!!私も業火の向日葵大好きです……ヽ(;▽;)ノご期待に応えられるように精一杯頑張ります!!!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2020年7月26日 19時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!次のお話の業火の向日葵は好きな映画なのですごく嬉しいし楽しみです!この作品すごく好きなので更新楽しみにしてます!忙しいかと思いますが頑張ってください! (2020年7月26日 17時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:缶コーヒー | 作成日時:2020年7月9日 22時