７.耳障り ページ9
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ピンガside
あの女に関しては
見た目も頭も良く、仕事はできるくせに
ある部分は残念な女。
そんな印象だけ。
俺がのし上がるために
精々いい踏み台になってくれよ、なんて
毎度凝りもせず告ってくるそいつの事なんて
気にもとめてなかった。
ただ、身の程を知っているその女はとても賢いようで
周りに対する態度も気にかけているらしく
女の中でも唯一話しやすい奴だった。
そもそも俺が話しやすいなんて思う女は他にいる訳もない。ベルモットなんて以ての外だ。
昨晩、
そのベルモットからとあるバーに呼び出された俺は
店に入って驚いた。
『＿＿ね、慰めてよ』
「だ、だからAさん…しっかりしてくださいよ
あぁほら、お迎え来ましたよ！」
何してんだアイツ。
ウェイターの首に手を回して
そいつの腰にわざと自分の腰を寄せ付けて
『お迎えぇ？…そんなのいいから』
仕舞いにはウェイターの首筋に噛み付いている
あのバカ女。
「それじゃ、彼女よろしくね
私仕事が入ったゃったから」
「は？オイ、ベルモット」
なんだよあの女
アイツもいつか殺して…
なんて考えながら前を向くと
『私、あんたなら抱かれてもいいや
今夜空いてる？』
「ひっ…ちょ、ちょっと
彼氏さんが…」
俺の事を指さして震えるウェイター。
俺はそんな奴の彼氏じゃねぇよ。
「帰んぞ」
『わっ!?』
金を多めに置いて、ソイツを車に無理やり乗せると
さっきとは違って色気の無ぇ声を出しやがる。
こいつ、昼間っから仕事中の俺のとこまで来ては
いつも通り人目も気にせず告ってきたくせに
もう新しい男見つけたのかよ。
『ピンガなんか…』
「うるせぇ黙れ」
とにかく、こいつの声なんざ聞きたくもねぇ。
無性に腹が立つ。
ラムの“お気に入り”じゃなかったら
目障りなこいつなんて
とっくの昔に殺ってるところだ。
『うぅ…本気なのに、』
突然、涙を流し始めるキティことA。
そんな姿は今までに1度も見たことがなく
思わずガン見してしまった。
「入れ」
『…ぅっ』
車から降り、まともに歩けなさそうなこいつを俺の部屋まで運ぶ。こいつの家なんて知らねぇからな。
路地に放り投げてきても良かったが
そうすると後が面倒くせぇ。特にジンやベルモット。
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ピンガすき！ - 読み返したよっ！大好き！更新停止かぁ………悲しいけどずっと待ってます！！ (10月8日 16時) (
レス) @page26 id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
すい - ウッ……ピンガ…不足…いや今日もフラれた。不足(？)なのか？更新…お願いしまぁぁぁす！(うざくてごめんなさい(>_<))親友の方もお願いします！ (9月29日 7時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - また更新楽しみに待ってます！ (9月29日 7時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 久しぶり見に来たらスッゴい人気出ててビックリしましたw楽しみに更新あるかな〜と見たら無くて少し残念でしたがまた一から読み返して｢これは、人気になるよ！やっぱ何回見ても面白い！＼(^o^)／｣って思いましたwww (9月29日 6時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - まじで大好き！もっと見たい！親友の秘密を知ってしまったの方もっ (9月15日 22時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：缶コーヒー | 作成日時：2023年7月27日 23時
