4.バーまで事情聴取 ページ6
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シャワーを浴びた後、
昨日の服に着替えようとした私。
(うわ、若干汚れてる。)
私昨日、バーで一体何をしてたんだ?
酒と思われるシミが所々に飛び散っている。
…頭痛い。
『…服、借りるか』
どうせ鍵も返すんだし。
ここがピンガのマンションなら
私の家までタクシーを使って10分くらいってとこ。
それまで借りるだけなら許されるでしょ
…彼シャツっぽくてちょっと着てみたかったし(本音)
早速彼のトレーナーに袖を通し、
揃えられてるメイク道具をお借りして
家を出る準備を整えた私。
私の事なんて何とも思ってないんだろうに
振った相手を抱くなんて、
一体どういう神経してんだろ。
(まぁ、そこも好きなところなんだけど)
__溜息をつきながら家を出たとき。
「お疲れ様です」
『んぎゃァァァァ』
なんと、黒服姿でサングラスをかけた女が
ドアの前に立っていた。
『だ、だれ……
…ん?あ、』
バクバクする心臓付近を抑えながら
目の前の女の顔を確かめると
『あぁ…ピンガの部下の子?』
「そうです」
…そうらしい。
『なんでここに?』
「Aさんを車で送り届けるよう命令されてます」
『な…なるほど…?』
なぜに??
混乱する頭をフル回転させ、
とりあえず彼女について行くことに。
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『アイツ今どこにいるの?』
「お仕事中じゃないですかね…」
『そっか』
それもそうか
黒服に着替えて出ていったくらいなんだから
…にしても。
(服、いい匂い…)
ピンガって、香水を付けてるから分かんなかったけど
この柔軟剤どんなの使ってるんだろう
ちゃんと確認して来ればよかった。(変態)
結局昨日何があったのか思い出せないし
ピンガにも聞けなかったしで
…あ、そうだ
『ごめん、今から言うバーに連れてってくれない?』
バーテンダーの彼に直接聞けばいいんだ。
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__ブーッ,ブーッ…
「…どうした」
「“お仕事中にお電話すみませんピンガさん…
Aさんにバーに連れて行ってほしいと言われて”」
「…こんな朝っぱらからバーに?
ほぉ…
行かせてやれよ」
「“了解”」
「…あの男がお気に入りなわけね」
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ピンガすき! - 読み返したよっ!大好き!更新停止かぁ………悲しいけどずっと待ってます!! (10月8日 16時) (レス) @page26 id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
すい - ウッ……ピンガ…不足…いや今日もフラれた。不足(?)なのか?更新…お願いしまぁぁぁす!(うざくてごめんなさい(>_<))親友の方もお願いします! (9月29日 7時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - また更新楽しみに待ってます! (9月29日 7時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 久しぶり見に来たらスッゴい人気出ててビックリしましたw楽しみに更新あるかな〜と見たら無くて少し残念でしたがまた一から読み返して「これは、人気になるよ!やっぱ何回見ても面白い!\(^o^)/」って思いましたwww (9月29日 6時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - まじで大好き!もっと見たい!親友の秘密を知ってしまったの方もっ (9月15日 22時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:缶コーヒー | 作成日時:2023年7月27日 23時