弱いのは人間だから ページ7
arside
『っおいおいどうした』
「...なんで...も......グスッ...」
家に帰るとソファの上でちっちゃくなっている山田。
その目からは涙がポロポロと流れている。
『ほら何があったの。言ってみ?』
「...やだ」
下から覗き込んで、優しく問いかけたんだけど。
『なんだよもぉ、頑固だなあ。(笑)』
「...うっさいばか。ほっとけ...」
その割にはちょこんと俺の袖掴んでんのね。
ほんと可愛いやつ。
『...じゃあ俺寝室行ってるから、言いたくなったら来いよ』
「......。」
少しいじわるしてやろうと思ったけど、
嫌だ。とでも言うように俺を掴む力は強くなる。
『...ふは、もうほんと可愛くねえやつ笑』
そう言いながら頭を撫でてやると、1度収まったと思われた涙がまたポロポロ。
『なあ、山田話してみろよ。』
「ぅ...っおれ、今日の収録...上手く...行かなくてっ...」
『うん。』
「でもっ...おれはJUMPのエース...だからあ...」
『うん。』
「どうすればいいのかわっかんねえっ...」
『うん。』
_だんだんと近づいて、震える体を抱きしめて
『...あのな、お前は確かにエースだけど、たった1人の山田涼介でもあるわけだ。』
「...ッうん」
『一人分のミスぐらい、俺らだって背負える。お前もJUMPの強さはよく分かってるだろ?』
「...うん」
『な、だから弱くていいんだよ。俺らを頼れ。』
「...うんっ」
頭を撫でたこと子供扱いすんなって怒られたけど、
ありがとうって言った可愛い笑顔と、
山田との幸せな夜は守れたから良しとしよう。
【弱いのは人間だから】 fin._ おまめ。
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初めまして、おまめ。と申します。
まず、くるるん更新出来なくてすいませんでした...
ど初心者ですので、暖かく見守っていただける
と幸いです(汗)
元ネタはくるきさんの素晴らしい脳です。
おまめ。
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作者名:クルキ&おまめ。 x他1人 | 作者ホームページ:あっとまーくじゃんぷ。
作成日時:2019年5月13日 22時