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あれからしばらく自分の仕事をしてた……けど。
パン焼くのとレタスちぎるのってマジですぐ終わっちゃうよね!?
どうしよ暇になっちゃったわ…。
「涼介ー? すく……なんだっけ、卵まだ?」
「スクランブルエッグ、な? どしたの?」
「暇になった」
「あ、お前今日仕事ある?」
「スルーかよ…仕事ならあるけど」
「……何時から?」
「涼介とだいたい同じくらい? 13時半には家出るかな」
「俺13時くらいには家出ないとかぁ…戸締りちゃんとしとけよ」
「わーってるよ」
「よっしゃでーきた、ほれさっさと運べ」
「俺一応年上なのに!!」
なんだかんだ運んで定位置に座って食べ始める。
ご飯を食べる時、小さな机に涼介と向かい合って座るんだけどそれがなんだか嬉しいやら楽しいやら。
「……大ちゃん、」
「ん?」
「………やっぱなんでもない」
「おー…そっか?」
何か言いたげに名前を呼ばれるも恥ずかしさからか何も言わずふいっと目を逸らされる。
ホント素直じゃねぇな、俺の彼女。
しばらくゆっくりジュース飲んだり自由にしてたらあっという間に涼介が仕事に行く時間。
仕事に出ていく涼介を見送り30分して俺も家を出、言われた通りちゃんと戸締り確認。
外に出てマネージャーさんが車で来るのを待つ間にスマホでスケジュールを確認。
今日はヒルナンデスの文房具ロケをした後に撮影、か。
ハードスケジュールだなぁと思いながらスマホをしまい込んだ。
***
「撮影にこんな時間かかると思わなかったなぁ……」
ロケを終えて撮影に行き、終わるといつの間にか22時を過ぎていた。
涼介に電話かけた方がいいかな……と考えたけど明日も早かったと思うし……、なんて考えてたら電話するタイミングをすっかり見失ってしまった。
まぁ大丈夫か、と開き直って(?)ゆっくり家に帰る。
ガチャ、と鍵をさしてドアを開く。
「ただいま……ってうわっ?!」
入った瞬間、涼介に強く抱きしめられた。
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作者名:クルキ&おまめ。 x他1人 | 作者ホームページ:あっとまーくじゃんぷ。
作成日時:2019年5月13日 22時