俺らの人魚姫

後輩 ページ15

Aside


目が覚めるとそこは、
やはり家に連れて帰られていた。


「いたたた」


刺されたところは綺麗に
ガーゼで貼られてた。

.

？「あ、起きました？」

「え、あ、キイチ」

ｷｲﾁ「富永さんとカンタさん、今企画でちょっと遠いところに行きました。見張っとけって、富永さんに頼まれて。」


「うん。」


？「大丈夫！そんな悲しい顔しないで！
カンタくんとトミーがいないってことは
逃げられるってチャンスだよね！
ポジティブ♪ポジティブ♪」

「Pさん！逃げられる...って。」

あぁ、良かった。
これで死なない。





ｷｲﾁ「とりあえず！早く用意して下さい！
車出すんで...」

「わかった」


そう言い私は散らかっている物を
片付け始めた。


.


P「さ、２人が帰ってくる前に
この家から遠ざかるよー！」

キイチの運転で私の家に到着。


「ありがとう！本当に...。
２人は...殺されたりしないよね？」

ｷｲﾁ「それは。分かりません。」

P「とりあえず今日までの事は
警察に言わなきゃね!」


「そ、だね。」


あぁ、本当にこれで終わりなんだ。

警察に言ったら２人は捕まるよね。

YouTuberをやめなきゃいけなくなるよね。


可哀想...。


何言ってんの私。

２人は人殺し。

そうだよ。




捕まえてもらわなきゃね

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