相方が魔法使いな件について (ページ5)

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ー寒いーページ5

木崎side

　

僕、木崎は。

魔法使いです。

白魔法使いは

とても寒がりです。

「寒い。」

楽屋で１人、暑いはずの夏が寒い。
その理由は良く分からんけど、まぁ狼男の呪いなんやろう。

「もー、、」

毎日が寒いわけじゃない。

狼男とおんなじで満月の次の日が寒い。

死にそうなぐらい。

いつもはあの魔法を使うときのパーカーを羽織って寒さをしのぐんやけど、家に忘れた。

「っー、ヤバい」

なんか、頭クラクラしてきた。

ｶﾞﾁｬ

櫻井「あ、木崎さん。」

「さ、櫻井、、」

櫻井「え、なになに」

いや、上着をこいつが持ってるわけない。夏やし。

どうしよう、はぐしては無理や。

櫻井「顔色、悪いで？」

「あの、さ」

手や、手握ってもらお。

手さえ、暖めたらましなるやろ。

「手、握ってくれへん？」

櫻井「はぁ！？どいうこと？」

目をでっかくして、驚いてる。

そりゃそうやー。

「ちが、あのさ、俺、、寒い。白魔法使いは寒がりやねん。」

櫻井「なるほど、、、」

「やから、暖めてほしくて。」

櫻井「しにそうなぐらい寒い？」

「うん。」

櫻井「じゃ、、、っしょ、」

「え、あ、」

後ろから覆い被さってきた。

バックハグってやつ。

櫻井「そういうときは素直に言うてな。協力するから。」

「ありがとう。」