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水「ん...んん、」
水田が気を失って五時間、やっと目が覚めた。
五時間の間俺達はまぁ、それぞれのことをやってた。
川「水田さん!良かった...」
秋「信二、いけるか?」
水「あ、うん。大丈夫、です。」
けんちゃんは、胸をなで下ろしてる。
そないに心配やったんか。
稲「よし、水田さんも目が覚めたことやし。僕帰りますわ。猫、預かってるんで。」
河「うそつけw俺も、帰るわ」
そう言い、ゆずるといなちゃんは帰って行った。
病室におんのは、俺と秋山さん、けんちゃんに怪訝な顔をしてる水田。
「どないしたん?」
水「俺のことを、水田さんってよばんでほしい。」
と、けんちゃんの顔を見つめてそう言う水田。
困った顔でけんちゃんは
川「いやぁ...それは。」
と答えた。
水「お願い、お願いやから...信二って、それが無理なら水田君って...嫌やねん。お前に水田さんって言われんの。ほ、ほんまにっ、お、お願いや、やから...」
ベッドのシーツを握り泣きながらそう言う。
秋「信二...。そんなん言うたら川西さんが困るやろ?」
水「うるさい!秋山さんも、川西さんって言わんで下さいよ...。嫌や、俺はっ、賢志郎って呼びたい。信二ーって、呼ばれたい。タメ語で仲良く喋りたい...っ、」
「水田...」
けんちゃんは、水田が泣いてるからかハンカチを渡してこう言った。
川「...頑張って水田君って言う。頑張ってタメ語で喋る。僕も、僕...も、自分が誰かよー分からんくてパニック、やし。でも、そんなところにあなたがおってくれて。僕からしたら初めての友達。やから、頑張る...これからも、よろしく。水田“君”」
水「っ、うぅー...賢志郎っ。」
秋「はー...ま、ええか。よし、ふみ帰ろ」
「はーい」
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ひはーい(プロフ) - 白夜さん» ありがとうございます!! (2019年5月12日 11時) (レス) id: 2c37e68fe2 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - ひはーいさん» 完結おめでとうございます!!このお話、同じ中学生なのに私より上手くって内容がしっかりしててホント凄いと思いました!!本当にお疲れ様でした!! (2019年5月12日 11時) (レス) id: 4990bace53 (このIDを非表示/違反報告)
ひはーい(プロフ) - あやたかさん» いえいえ!ありがとうございます! (2019年5月1日 21時) (レス) id: 2c37e68fe2 (このIDを非表示/違反報告)
あやたか - 遅くなりましたが、完結おめでとうございます!!! (2019年5月1日 21時) (レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
あやたか - 更新がんばって下さい!! (2019年4月27日 6時) (レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひはーい | 作成日時:2019年2月5日 21時