Granatapfel … ＊8

＊やきもち ページ32

.



@--------
ケンチさんの色気が…やばい…


@--------
ウォンビーもなかなかえ っちいけど
Ti amoやばすぎて…


@--------
縛られ、縛り…壁ドン…


@--------
Aとやって欲しかったな…と思ったり


@--------
完全に浮気じゃないですか？ケンチさん？？？


@--------
最後の鏡越しの視線が挑発的？挑戦的？で、ゾクゾクっとした〜〜

@--------
あれ、完全にAに向けた視線やろwww


@--------
どう？妬いた？みたいなwww






＿＿＿＿＿＿＿＿＿

KC「見てた？」
『…見てたけど？』
KC「どうだった？」

今回は自宅で奏音と一緒に見たLIVE×ONLINE

ケンチさんが帰ってくるなり、何度も何度も感想を求めてくる。

『カッコよかったよ？EXILEゾーンも感動したし…』

率直な感想を言えば、物足りなさそうな顔をして。

『あ！奏音も楽しそうに拍手したり、テレビに向かってパパーって呼んでたよ？』
KC「本当に？それは嬉しい…！」

それ"は"、という言葉が気になったけど、スルーして。

『お風呂沸かしておいたから、どうぞ？』
KC「…じゃなくて！Aは？どうだった？何か思わなかった？」
『…何かって…』
KC「ほら…EXILEゾーン。俺、何の曲？踊った？」

そこまで言われて、ようやくピンとくる。

『…あー、Ti amo？ナディアちゃん、めちゃくちゃ綺麗だったね？』

素っ気なくなってしまったかなと思いながらも、そう伝えれば、ケンチさんはまだまだ物足りない様子で。

『……ちょっと、やだった……』
KC「…ちょっと？」
『…かなり、やだ。』
KC「…うん。」

素直に伝えれば、嬉しそうに笑って、続きを促される。

『…Ti amoも、ウォンビーも…あんな顔…私以外に見せちゃ、やだ…』

正直に、そう伝えたのに。

KC「…あんな顔って？」

正面に立って、長い腕で私を包み込みながら、オデコを合わせられる。

その顔は、意地悪に笑っていて。

『…いじわる…』
KC「教えてよ、どんな顔？」
『…え っちな顔…してた…』
KC「…ふはっ(笑)」

声を出して笑って、頭をポンポンと撫でられる。

KC「…ヤキモチ妬いた？」
『…妬いたに決まってるじゃん…』

顔に熱が集まっていくのが自分でも分かって、俯けば。

KC「…すっげー嬉しい。」

ニヤリと笑ったケンチさんに、掬い上げられるように口付けられる。




KC「…俺の1番愛してる人はあおいだから。それはずっと揺るがないから。」




いつか、言ってくれた通りの言葉を伝えてくれるんだ。

EXILE TRAIN→←＊知らんぷり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す