甘い思い出 ページ16
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『…おでかけ?』
KC「うん。少しだけ。」
朝のティータイムを終えて、のんびりソファでテレビを見ていたときに、思い出したようにケンチさんに誘われて、マネージャーさんの運転する車に乗り込んで、久しぶりのデートを楽しむ。
『わぁ…このお店、来たかったの!』
KC「Aがインスタ見せてくれてから、めっちゃ調べたから。」
『…予約してくれてたの?』
KC「もちろん。任せなさい。」
『えー!けんちゃん、ありがとう!大好き!』
KC「俺も喜んでもらえて嬉しい…って、聞いてないし(笑)」
『えー?こっちも美味しそう…』
ケンチさんとの会話もそこそこに、メニューを見つめていると。
KC「俺こっちにするから、こっちも頼みなよ。シェアしよう。」
『…うん!そうする!』
久しぶりということもあってか、甘すぎるくらいに優しくしてくれるケンチさんとお洒落なランチを済ませて、再度車に乗り込むと、向かう先は羽田空港。
『…空港?』
KC「うん。直己のイベント、一緒に見たいなって思って。」
ふわりと優しく手を握られて、ゆっくりと歩いてくれる優しさにホッコリしていると、バックヤードの扉が開かれて、また優しい笑顔で迎え入れてくれる人がいた。
NK「お久しぶり。Aちゃん、すっかりお腹大きくなったね。」
『…な、直己さんだぁ〜!』
KC「ふは(笑)ただのファンの反応じゃん(笑)」
『だって!』
NK「今日、お二人に美味しいもの食べてもらうんだーってスタッフさんも張り切ってましたよ?」
KC「お、じゃあ面白いトークもついでに頼もうかなー。」
NK「俺はついでっすか?(笑)」
大きな2人を見上げながら、ニコニコと会話をする2人に、私まで嬉しい気持ちになる。
NK「そうだ、Aちゃんにプレゼント。」
『え?私に…?』
NK「日頃頑張ってるプレママさんに、癒しのプレゼントです。」
スタッフさんに挨拶してくると言うケンチさんと別れ、直己さんとお話ししていると、クリスマスプレゼントだという小さな袋を手渡される。
『…これ…』
その袋から、プレゼントを取り出すと、可愛らしいクリスマスモチーフのビニール袋でラッピングされたキャンディの缶が現れた。
そのキャンディは見覚えのありすぎるモノで。
NK「…今日、Aちゃんがここに来るよって伝えたら、渡してくれって。」
『…何で…』
NK「…簡単には、忘れられない思い出…なんでしょ?」
元気の出るクスリ
なんて言って、キャンディを舐めた学生時代の甘い思い出。
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ユキ(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます(*^^*) (2021年9月30日 21時) (レス) id: e86d7cf610 (このIDを非表示/違反報告)
rhszh(プロフ) - 更新ありがとうございます!早速読みました!最高です!お誕生日おめでとうケンチさん! (2021年9月30日 0時) (レス) id: e78e4a67b5 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - にゃんちゅうさんの小説大好きで何回も読んでいます!赤ちゃんも産まれてこれからどうなっていくのか続きが楽しみです! (2021年4月9日 0時) (レス) id: 1cb6a41e93 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - キャー(/▽\)♪ (2020年9月30日 7時) (レス) id: 5f63e3cc55 (このIDを非表示/違反報告)
きくりん(プロフ) - あらあらケンチさん鋭いですね。啓司さんとケンチさんの中が悪くなりませんように (2020年9月7日 0時) (レス) id: 97f67c1a4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんちゅう | 作成日時:2018年12月16日 0時