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なんの音沙汰もなく、時だけが過ぎていく。
そんな中で、仕事は増えて。
自分たちが、1アーティストとして、少しずつ、大きくなってきていることを感じていた。
それは、決して傲りではなくて。
Aさんの隣に立つにふさわしい人間なのだと、自分自身に言い聞かせる意味があったのかもしれない。
山彰「原川さん、帰ってきてるじゃん。」
健太「…うん。」
山彰「…Aさんも、帰ってきてるんやね。」
健太「…そだね。」
【健太さんに会いたいって、言ってましたよ。】
いつかの、樹の言葉を思い出す。
きっと、すぐに、その時はやって来る。
だから、俺は俺のやるべきことをして、待つ。
リキヤ「覚悟、できてんじゃん。」
健太「…んー、分かんないっす。」
リキヤ「なんだ、それ(笑)」
健太「…でも、Aさんが日本にいて…会える可能性がグッと高くなったって思ったら、なんか…やる気出たっていうか…」
山彰「…なんか、それはそれで気持ち悪ぃな…」
健太「うるせ(笑)」
Aさんがドイツに向かったと聞いた後、動画サイトで、Aさんの出たライブ映像を見つけた。
そのときと同じで、会いたい気持ちは強くなったけれど、あぁ、これがあればまた俺は頑張れると思えた。
あの人の帰国を知って、今。
陸「え、なんか健太機嫌良すぎて怖いんだけど。」
健太「俺、今なら何でもできる気がしてるんで。」
海青「じゃあ一緒にトレーニング行きます?」
健太「…それはちょっと違うんで。」
いつ会えるんだろう、と心が躍り出す。
「そんなご機嫌なカミケンに朗報。」
いつの間にか楽屋にやって来たバンドメンバーのユウキくんが、笑顔で話す。
「Aさん、ライブ観に来るって。」
健太「いつ?!」
リキヤ「いや食いつき早すぎる(笑)」
飛びかかるように、ユウキくんに駆け寄り、その日を尋ねるけれど。
「まだ決まってないみたいだけど。今年、彼氏が忙しいらしいから、自分のライブもバンバン入れてるっぽいよ。」
健太「俺、ライブ行きたい!」
リキヤ「そんな暇ないから。」
健太「ゔーーーーーー!」
リキヤ「奇声出すな(笑)」
「まぁまぁ(笑)また連絡きたら、報告するから。」
健太「ぜひ!お願いします!」
土下座する勢いで、ユウキくんにお礼を言う。
もうすぐ。
その時がやって来る。
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ゆあ - 切ないです、、 (2019年6月18日 0時) (レス) id: 0eaf3d3c12 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんちゅう(プロフ) - ゆあさん» めちゃくちゃお久しぶりの更新になってしまってすみません!ちょっとずつ進めてますので、またどうぞいらしてください♪ (2019年6月10日 23時) (レス) id: 8820865f3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - めちゃくちゃ久しぶりです! (2019年6月10日 0時) (レス) id: 0eaf3d3c12 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんちゅう(プロフ) - ゆあさん» ちょこっとずつの更新ではありますが…どうぞお楽しみください☆ (2019年5月15日 22時) (レス) id: 8820865f3c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんちゅう(プロフ) - ゆずさん» リキヤさんにはやっぱり健太さんを締めていただかないと…!そして、突然のチャラいっちゃんに変貌ですみません(笑)いっちゃんに荒らしてもらいますよ〜! (2019年5月15日 22時) (レス) id: 8820865f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんちゅう | 作成日時:2019年2月9日 1時