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57話 ページ10

うっ…

流石に大将と2人っきりはやっぱりハードルが高すぎたか…

最近は開久の方々と関わってきたせいかだいぶ麻痺してた様だけど不良というのはやはり怖い。

片桐君と相良君が特別私に優しくしてくれてだけで不良の人達はやっぱり一般ピーポーとは違って威圧がある、オーラもある

恐い

そんな私がトップと2人きり


人生の選択を間違えてしまった

「どうした、大丈夫か?」

いや、ビビるな自分。

「…目的…」

「あ?」

「北根高校の目的はなんですか…!?」

よし…言えた…!我ながら頑張ったと思う

やっとの思い出で出た言葉は驚くほどか細く弱々しい声だった。

それでも私は頑張って彼に問い掛けた。

せっかくあの頭が可笑しい人が席を外してくれたんだもん。

1対1なら少しは真面目に答えてくれるはず…

彼は鋭い瞳で私を見詰めた後、フッと笑った。

「さっき柳が言ってただろ?」

「!」

彼の大きい手が私の頭を優しく撫でる。

「そんな怖がるなよ、俺はお前の味方だ。お前が俺達を拒むから俺達もこんな手荒な真似しちまったんだよ。悪かったな」

……よく分からないけど、彼の言ってる事が本当なら解放してくるかもしれない。。。

「あの…」

「ん?」

無でる手を止め優しく私に微笑み掛ける。

「…だったら片桐君達の所に戻し…っ!?」

「あ、わりぃ。手が滑った」

頬がジンジンする。
痛い……叩かれた、なんで?

調子に乗ったから?でも叩く前は私の頭を撫でて

「うっ…!」

胸ぐらを捕まれたかと思うと殺気に篭った目が私をじっと見詰めた。

「……聞こえなかった、もう一回言え」

こ、こいつ…

あの散れ野郎よりタチが悪い…!!

「…聞こえなかったんですか?」

「あ?」

「私を解放しろと言いました」

怖気付くな、コイツには絶対舐められたくない…!!

「てめぇ…いい度胸して…!?」

「!!」

外が急に騒がしくなったのが分かった。

片桐君達が私の名前を呼んでる。

「片桐君…!」

助けに来てくれたんだ、こんなに早く

早くみんなの所に逃げなきゃ…!

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理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (2022年7月8日 9時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
埜多羅 - 続きがとっても気になって毎日見に来てしまいます(笑)楽しみにこれからも待ってます! (2021年11月16日 23時) (レス) id: 0765040fa1 (このIDを非表示/違反報告)
真昼の星 - おもしろい!おもしろいです!続きも楽しみにしてます! (2021年5月19日 18時) (レス) id: ecdffb4487 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - SINGさん» 嬉しいコメントありがとうございます!私も今日俺は片桐君推しなので仲間がいて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2021年5月4日 12時) (レス) id: 2f0ef64b32 (このIDを非表示/違反報告)
SING - 最近今日から俺はに再熱し始めまして…!特に片桐智司推しているので、この小説はとても好きです(*^o^*)これからもがんばってください! (2021年5月4日 9時) (レス) id: 7677a5e234 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさこ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年1月20日 18時

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