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53話 ページ6

大嶽視点

「雑魚の癖に俺に突っかかてくるからこんな事になるんだよ」

どいつもこいつも骨のない雑魚ばっかりで飽き飽きするぜ

コイツらが千葉最強の不良かよ、レベル低いな

こんな奴らに冬木が守られてるなんて
アイツもつくづく可哀想だな

さてと、だいたい俺らに楯突きそうな奴らは片付けたし柳の所にでも行くとするか

既にくたばった奴をその辺に投げ捨て校舎の中に入ろうとした時、こっちに向かって歩いてくる影が見えた。

ほぉ、少しは骨のある奴が来たじゃねぇか

その辺の雑魚とはオーラがちげぇ、

アイツがここのトップって事か?


「まさかそっちから出迎えてくれるとはよ。お前は…片桐って奴の方か?相良って奴はどーした?」

「てめぇは昨日の…」

「この学校に冬木Aて奴がいるんだろ?連れて来いよ。そしたら和解って事でこれ以上もう手ださねぇからよ」

「舐めた事言ってんじゃねーぞ、誰がお前らなんかに俺の女渡すかよ」

「俺の女?…まぁいいけどよ。お前目障りだし、俺が此処でぶっ潰してやるよ」








「鬼ごっこの次は隠れんぼでちゅか〜?」

「っ…!」

教卓の下で息を殺し身を寄せる事しかできない無力な自分

お願いだからどっかに行って…!!

そんな願いは虚しく、こっちに近づいてくる足音と、彼の楽しそうな声だけが廊下に響いていた。

片桐君…大丈夫かな、相良君何処に行っちゃったんだろう。

さっきは本当に運が良かった。柳って奴の一瞬の隙を突きなんとか逃げ切る事が出来た私は職員室まで助けを求めに行く事ができた。

が、職員室の鍵は既に閉まっており先生の姿はそこには無かった。

嘘……

淡い期待が絶望へと変わる瞬間。

そんな事ある?先生さえ捕まえれば警察に連絡してもらってなんとかなると思ったのに…!

「鬼ごっこでもしたいのかー?」


遠くから彼の声が近づいて来る。

「っ…!」

逃げるしかない。

とにかく捕まったら終わりだ


…そして今に至る。

此処にいても時間の問題だ相手は私がここに隠れてる事を知ってて楽しんでるかもしれないし

今私に出来ることは相良君を見つける事?

それとも片桐君の所に行く事?

いや。中途半端に片桐君の所に行って足手纏いになるのは絶対に嫌。

だったら相良君を見つけて片桐君の援護にいってもらった方がいいに違いない。

ここに居てもきっと直ぐに見つかる、その前に早く…

ガタッ

「!」

「そんな所にいたのか、A」

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理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (2022年7月8日 9時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
埜多羅 - 続きがとっても気になって毎日見に来てしまいます(笑)楽しみにこれからも待ってます! (2021年11月16日 23時) (レス) id: 0765040fa1 (このIDを非表示/違反報告)
真昼の星 - おもしろい!おもしろいです!続きも楽しみにしてます! (2021年5月19日 18時) (レス) id: ecdffb4487 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - SINGさん» 嬉しいコメントありがとうございます!私も今日俺は片桐君推しなので仲間がいて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2021年5月4日 12時) (レス) id: 2f0ef64b32 (このIDを非表示/違反報告)
SING - 最近今日から俺はに再熱し始めまして…!特に片桐智司推しているので、この小説はとても好きです(*^o^*)これからもがんばってください! (2021年5月4日 9時) (レス) id: 7677a5e234 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさこ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年1月20日 18時

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