開久の女の娘 2 (ページ19)

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66話ページ19

「じゃ来週の土曜日に駅集合して電車で行こう！」

「楽しみね！」

「伊藤には俺から伝えとくから、お前らは京子ちゃんに言っといてくれ」

「了解！楽しみ〜！」

「そうね、5人で東京は初めてね！」

「確かに！お揃いの何か買いたい！」

「何かあるといいわね」

席がようやく空き四人掛けのソファ席に通された私達は
来週行くことになった東京の話で盛り上がっていた。
東京で今1番流行ってるのはクリームソーダという飲み物
だと三橋君のクラスメイトの人が話してたらしい。

「クリームソーダかぁ、じゃそれも是非飲み行こう！あと可愛い服とか沢山みたいな！」

「そうね、そういえば私Aの私服見た事ないわ」

「あれ？そうだっけ」

そんな他愛もない話をしていると

「やぁ！来てくれて嬉しいよ」

「誰」

そこに立っていたのはさっきまで姿を眩ませていた

「皆のアイドル今井君です」((キラッ

いつもと違う雰囲気の今井君が立っていた

「Aの奴目が点になってるぞ」

「今井君なのよね…？なんていうか爽やかね。Aもそう思わない？」

「今井さ〜ん！こっちきてー！」

「私たちとお話ししましょう〜！」

「は〜い♪すまんな皆んな、あちらの席の子に呼ばれしまったからもう行くよ。まぁゆっくりして行ってくれ」

そう言うと彼は別の席に行ってしまった

「今井君…めちゃくちゃモテてるね」

「今井の野郎……あんな…あんな男の何処がそんなに良いと言うのだ!!?」

「あはははあははは」

店内には女の子達の楽しげな声と今井の幸せそうな笑い声が響いていた