恋愛疾患2 【ダイヤのAヤンデレ】

46話 ページ2

次の日

早川「おはようAさん！」

「早川君…」

朝練も終わり春乃ちゃんと2人で廊下を歩いて居ると前を歩いてきた早川君に声を掛けられた。

一瞬ドキッとしたが隣には春乃ちゃんがいる。
そう自分に言い聞かせ笑顔を作った。

「き、昨日はありがとう。」

何かを察し気を使ったのか春乃ちゃんは「私先に教室行ってるね！」笑顔で行ってしまった。

早川「ｱﾊﾊ、今の子に気を使わせちゃったかな。」

照れたように早川君が笑う。
もしも昨日の携帯の画面を見ていなかったら私も
今頃普通に笑って話せていたのかな…

「あ、あのさ早川君！」

早川「ん？なにAさん？」

もしかしたら昨日のあの画面の人は私に似てるけど実は違う人で！とか…そう言うオチかも知れない！

「昨日…」

早川「昨日？」

……どうしよう。
もし勝手に携帯いじったって誤解されたら。

早川「…あぁ！昨日は楽しかったね。またご飯食べに行こうねAさん！」

「へ？あ、そうじゃなくて！」

携帯画面のことぉぉおお！！！

早川「楽しくなかったの？」

「あ、楽しかったよ！」

早川「ほんと？ならよかった！そういえば今日はアイツ…沢村？だっけ。そいつと一緒じゃないんだね。…どーしたの？喧嘩？？」

栄純の事を聞かれドキッとした。

「何も無いよ…」

うそ、ほんとは朝からなんか不機嫌だった。
「おはよ」って言ってもフンってされるし…。
私なんかしちゃった？

早川「ふーん…
僕で良ければいつでも話聞くからね。」

「ありがと…」

早川「あ、噂をすれば…」

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