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流星群15 ページ5
雅「さて出発しますか」
「あの、雨宮さん。山に行くって言いましたけど、かなり歩かなきゃ行けませんか?」
少し驚いた顔をした後、クスクス笑いだした
雅「まさか、車で行くに決まってるじゃないですか」
「あ、そうなんですか。」
山といったら自力で登るイメージしかなかった
雅「…記憶を失っても同じ質問をするんですね」
「え?」
雅「いえ、車で行くので大丈夫ですよ」
玄関の扉を開ける。おかしいかな?
雨宮さんに手を握られると、ドキドキした。
雨宮さんと一緒に出掛けるってだけでわくわくする。彼が隣にいてくれるだけで、普通の夜が特別な夜に変わる。
不思議な高揚感に包まれる
さっきから心臓の高鳴りが止まらない。
雨宮さんと一緒にいると、普通のことが特別になっていく。楽しくなってしまう。
以前の私なら考えられない。
雅「なんだか楽しそうですね」
「私も流れ星みたいですからね」
私の知らない夜の世界に連れ出した雨宮さん
駐車場に着くと、停めてあったチェロキーに私を乗せてくれた。
運転席に座った雨宮さんの表情は、薄暗くて窺うことはできなかった。
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作成日時:2016年11月9日 0時