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マット・ハッター 8 ページ29
だって、そんなの知らない。
あんな怖い人雨宮さんじゃない。
あんな怖い人…。
雅『無理して、僕のこと思い出さなくていいですよ』
『あなたが、僕の傍にいてくれる。それだけで、いいんです』
『笑うしかねぇだろ…こんな状況。勝手に忘れて…勝手に思い出したいって…オレにどうしろって言うんだよ。』
…怖い
時折見せる雨宮さんの表情が、なんだか得体が知れなくて怖かった。
あれは私の知ってる雨宮さんじゃない。
ガタンと、扉が音を立てた
その音にキャレンが俯いた
それで分かった。
扉の向こうで、私の声…聞いてたんだ。
「雨宮さん…」
…どうしていいかわからないよ。
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作成日時:2016年11月9日 0時