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マット・ハッター 7 ページ28

「…あ、雨…宮さ…ん?」彼は私の問いかけにピクリと反応すると、そのまま背中を向けてしまった。
松「まーくん…」
雅「うちの者が失礼しました」
雨宮さんはキャレンの方を向くときれいに頭を下げた。
雅「ご無礼をお許しください」
松「まーくんッ!!」
私に一度も目を合わせなかった雨宮さん、そのまま部屋の扉をバタンと閉めた。
「キャレン」
松「なによ」
開かない扉を呆然と見つめながら、後ろにいるキャレンに問う。

「あれは、誰?」
松「誰って、まーくんでしょ!」
「嘘…」
松「嘘って、あんたまたどっかに頭ぶつけたの?まーくんはまーくんよ!」
「違うよ!!!」
絶叫した私の声がコンクリートのビルに反響する。
「違う、違う違う違う!雨宮さんはあんなんじゃない。雨宮さんはもっと優しくて、あんな…」
松「A」
キャレンの大きな手のひらが私の口を塞いだ。
松「まーくんが、…今のあんたの言葉聞いたらどう思うか…」
耳元で聞こえるキャレンの声は泣いているみたいだった。

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設定タグ:田崎敬浩 , EXILE , 雨宮雅貴   
作品ジャンル:恋愛
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作成日時:2016年11月9日 0時

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