～忘れられた記憶～part2 (ページ15)

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Wonder Land 4 ページ15

「あ、雨宮さん」
雅「Aさんは皆さんがいるのは嫌ですか」
「…嫌って言うか、今回は今回は記憶探しが目的できたので、雨宮さんと二人でいたいです。」
雅「分かりました。」
雨宮さんは、ニッコリといつものスマイルを浮かべると指をポキポキと鳴らし始めた
「あの、何をするつもりなんですか？」
雅「皆さんには帰っていただこうと思って」
そう雨宮さんはキラキラした笑顔を私に向けた
戦慄の予感がするのはなぜだろう…
雅「皆さんは今から帰る気はありませんか」
雨宮さんが尋ねた
松「えー、あるわけないじゃない。まーくんたらなに言ってるの？」
大「そうだッ！Aを残して帰れるか！」
麻「王子さまとデート、王子さまとデート」
みんな、口々に不満の声を発する
…約一名だけ、怨念を感じたのは気のせいだと思いたい。

雅「では、皆さん帰る気はないと判断してもよろしいですか？」
松「キャレンはまーくんといるの！」
大「帰る気なんてねぇーよ」
麻「一生憑いてきます」
うん、皆帰る気ないんだね
麻未に至っては、一生雨宮さんの近くにいるつもりなんだね。

雅「最後通告です…帰る気は？」
松・大・麻
「「「ないッ！！」」」
なにそのハモり具合。それぞれの決意は固いらしく、三人の心が一丸となる
雨宮さんは笑ってるけど、殺気のこもった鋭い目がすごく怖い。