豪炎寺修也 ページ7
Aと青龍は稲妻町のシンボルである鉄塔へ向かった。
以前祖母からそこの広場から眺める景色が良いと聞いていたからだ。
広場へと続く道を歩いていると、見覚えのある少年が歩いてきた。
向こうもこちらに気づいたようで、微かに目を見開いていた。
『よっ。また会ったね』
「......あぁ」
素っ気ない態度に苦笑し、Aは話しかけた。
『アタシは時羽A。アンタは？』
「......豪炎寺修也だ」
「豪炎寺ね。元気ないけど、何かあったのかい？』
「...別に。なんでもない」
絶対何かあったな。
Aは直感した。
幼い頃からAは人の感情に聡かった。
豪炎寺のような人間はポーカーフェイスが得意だが、Aは目を見るだけで分かってしまう。
今だって目を逸らしているのがその証拠だ。
『ふーん......。まっ、転校生同士、よろしくな』
「あぁ......」
やはり素っ気ない返事をすると、豪炎寺はAが向かう方とは逆方向へ去っていった。
『......行こっか』
［ギャウ］
Aと青龍も鉄塔広場へ向かって歩き出した。
〜豪炎寺side〜
『アタシは時羽A。アンタは？』
裏表のない微笑を浮かべて名前を聞いてきた、俺と同じ転校生の女子。
俺も人のことは言えないが、赤のメッシュが入った銀髪と金色の瞳という、なんとも不思議な雰囲気を漂わせた奴だった。
いや、容姿を差し置いてもアイツからは何か不思議な気配を感じた。
そう、まるで......、
人間ではないような......。
「......何を考えているんだ、俺は」
人間ではないだなんて、失礼にも程がある。
その時、後ろから聞こえた声に、俺は思わず振り向いた。
そこには少し離れた位置に時羽がおり、横に向かって『行こっか』と言っている。
独り言かと思ったが、独り言にしてはどこかおかしい。
その時だった。
突然時羽の視線の先に何かが見えた。
何か蛇のような身体をくねらせたモノが......。
「......？」
それも一瞬で、瞬きをした途端に見えなくなった。
だがハッキリとまでいかないが確かに見えた。
「(なんだったんだ......？)」
時羽にはアレが見えていたのか......？
アイツはアレに話しかけていたのか......？
分からないことばかり増えてしまった。
とにかく帰ろう。
今日あったことは全部忘れるんだ。
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乃愛(プロフ) - 妖怪たち（全員）にも恋愛的に愛されたいです！いきなりすみません🙇 (2023年3月14日 14時) (
レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 妖怪ウォッチの逆ハーあんまりないから嬉しいです！無理せずに頑張ってくださいね！妖怪たちイケメンやかわいい子多いから選べないですよね！ (2023年3月14日 14時) (レス) @page8 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き待ってます。 (2019年8月14日 15時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続きが楽しみ過ぎて眠れません(*≧∀≦*) (2019年8月13日 17時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
ろーそく - 何回も読み返しました！面白かったです。続き頑張ってください！ (2019年8月9日 23時) (レス) id: 5941402851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AZUSA | 作成日時：2018年9月30日 13時
