２人のクラスメイト ページ5
その日は一通りの説明攻めに遭い、隣の生徒から授業がどこまで進んでいるかを教えて貰いながら一日の授業を終えた。
とりあえず荷物をまとめると、朝の約束のために円堂を探すことにした。
『そーいやクラス聞いてなかったな......』
誰かに聞くしかないと思い、Aは一番近くにいた生徒に尋ねた。
『ちょっといいかな？』
「ん？どうした、えーっと......時羽だっけ？」
『あぁ。円堂守って人がどこにいるか知らないか？』
「円堂？円堂ならサッカー部のキャプテンだから、放課後は部室にいると思うぜ」
『部室ね。サッカー部の部室ってどこにある？』
「グラウンドの隅っこにある倉庫みたいな建物だよ。サッカー部の看板があるからすぐ分かるよ」
『分かった。ありがとね』
男子生徒に礼を言うと、Aは青龍を連れてグラウンドへ向かった。
『......ここ、だよな』
［......ギャウ］
『ボロって言うなボロって。失礼だろ』
グラウンドの隅にあるサッカー部の部室まで来たAと青龍。
倉庫みたいと聞いた時から「部室ってそんなモンだっけ？」と思ったはいたが、思った以上にボロかった。
サッカー部の看板があるから間違いはないだろうが。
思わずAにしか分からない声で本音を漏らした青龍を苦笑混じりに咎めると、Aは部室のドアを軽くノックして開けた。
『失礼しまーす』
中には黄色と青のユニフォームを着た6人の部員がいた。
その中の2人は見覚えがある。
それは向こうも同じだったようで、Aを見ると目を丸くしていた。
「あれ、お前......」
「俺らのクラスの転校生じゃねぇか」
『あ。アンタら同じクラスだよね。名前なんだっけ？』
「俺は半田真一。こっちは染岡竜吾だ」
「おう。お前は......時羽だよな」
自己紹介をした半田と染岡にAも返した。
『うん。よろしく。キャプテンの円堂守君はいない？』
「円堂？アイツなら勧誘に行ってるぜ」
『勧誘？勧誘するのが日課なのかい？』
見渡してみれば、確かに部員の数がサッカーをするには足りない。
ここにはいない円堂を足してもたったの7人だ。
そう思って聞いてみると、
「......いや、十日後に帝国学園との試合があるから、そのための......」
『......帝国！？』
帝国学園といえばサッカーの強豪校だ。
遊び程度のサッカーしかしたことのないAでもよく知っている。
そこで一つ、疑問が浮上する。
『......だったらアンタら、練習しなくてもいいのかい』
ギクッと部員の肩が飛び上がった。
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乃愛(プロフ) - 妖怪たち（全員）にも恋愛的に愛されたいです！いきなりすみません🙇 (2023年3月14日 14時) (
レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 妖怪ウォッチの逆ハーあんまりないから嬉しいです！無理せずに頑張ってくださいね！妖怪たちイケメンやかわいい子多いから選べないですよね！ (2023年3月14日 14時) (レス) @page8 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き待ってます。 (2019年8月14日 15時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続きが楽しみ過ぎて眠れません(*≧∀≦*) (2019年8月13日 17時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
ろーそく - 何回も読み返しました！面白かったです。続き頑張ってください！ (2019年8月9日 23時) (レス) id: 5941402851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AZUSA | 作成日時：2018年9月30日 13時
