円堂守 ページ4
「お前！怪我はないか！？」
見ればオレンジ色のバンダナを頭に巻いた少年が駆け寄ってきていた。
先程「危ない！！」と言ったのもこの少年らしい。
『ん、大丈夫だよ』
「よかった〜。ごめんな、ドリブルしてたら勢いつけ過ぎて......」
『気にしないで。あ、ボール向こうに蹴っ飛ばしちまった』
「あぁ、後で取りに行くよ。それよりお前！」
『は、はい？』
急に少年は目を輝かせた。
「スッゲーシュートだったな！サッカーやってるのか！？」
『い、いや、暇つぶしにボール蹴るぐらいしか......』
「そうなのか！じゃあさ、一緒にサッカーやらねぇか！？」
『はい？』
何がどうしてそうなる。
期待に目をキラキラさせた少年には申し訳ないが......、
『ご、ごめん。アタシ、職員室行かなきゃだから』
「そっか〜......」
あからさまに落ち込んでガックリとする少年に少々罪悪感を抱き、Aは少年に言った。
『また放課後に誘ってくれる？』
途端に少年の目が再び輝いた。
「ッ！おうっ！あ、そうだ、お前の名前は？」
『時羽A』
「時羽な！俺は円堂守！よろしくな！」
『あぁ、よろしく』
そうして握手を交わしていると、
「円堂くーん！」
「あっ、木野だ。じゃあ俺行くな！」
『うん、またね』
ショートヘアの少女の呼び声に、円堂はそちらへ向かった。
［ギャウ......］
『ま、確かに騒がしいけど......面白い奴じゃないか』
ため息を吐くかのように鳴いた青龍に苦笑しながら、Aは円堂が去っていった方を見つめて楽しそうに笑った。
「円堂君、さっきの女の子は？」
「あぁ、時羽っていうんだ。スッゲーシュート打つんだぜ！」
「へ〜。私もお話したいなぁ」
「放課後にサッカーやるって約束したんだ！その時紹介するよ！」
職員室に行けばA以外にも転校生がいたようだった。
逆立てた銀髪が特徴的な顔の整った男子生徒。
ふと目が合いAが軽く会釈すると、向こうも軽い会釈を返してきた。
その転校生とは教室が違うようで、Aは転校生とは別の先生に連れられて教室に向かった。
「転校生を紹介します」
そんなお決まりの先生の言葉の後にAは教室に入る。
とりあえず簡単な自己紹介を始めた。
『時羽Aです。よろしく』
最後にニカッと笑って指定された席に着く。
その際、多くのクラスメイトが頬を染めていたことには、隣で浮かぶ青龍しか気づかなかった。
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乃愛(プロフ) - 妖怪たち（全員）にも恋愛的に愛されたいです！いきなりすみません🙇 (2023年3月14日 14時) (
レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 妖怪ウォッチの逆ハーあんまりないから嬉しいです！無理せずに頑張ってくださいね！妖怪たちイケメンやかわいい子多いから選べないですよね！ (2023年3月14日 14時) (レス) @page8 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き待ってます。 (2019年8月14日 15時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続きが楽しみ過ぎて眠れません(*≧∀≦*) (2019年8月13日 17時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
ろーそく - 何回も読み返しました！面白かったです。続き頑張ってください！ (2019年8月9日 23時) (レス) id: 5941402851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AZUSA | 作成日時：2018年9月30日 13時
