サッカー部の謎 ページ16
一行がさくらニュータウンに到着した時には、辺りはすっかり日が暮れていた。
小学生のイナホを一人だけ(USAピョンもいるが)で帰らせるのは心配だったため、Aはイナホ達をそよかぜヒルズのイナホの家まで送ることにした。
「姉さんは本気でサッカー部に手助けするの？」
まだ食い下がるイナホに、Aは苦笑する。
『またその話かい......。はっきり言うけど本気だよ。それに......気になることもあるしね』
［気になることダニか？］
『あぁ』
とりあえず話しておこうと思い、Aは口を開いた。
『アタシのババ様は雷門サッカー部のマネージャーだったらしいんだ。その話を聞いた時、アタシはてっきりその頃からずっとサッカー部があるものだと思ってた。けど違うらしい』
「違うって......何がですか？」
『......今のサッカー部は、現キャプテンの円堂が作ったらしい。つまり、サッカー部は一度なくなっていたってことだ』
「ほえ？それが気になることですか？」
［それなら人員不足かもしれないダニ。大した理由じゃないかもしれないダニよ？］
イナホとUSAピョンはそう言うが、Aは顔を顰めたままだった。
Aが引っかかっているのは、サッカー部のことを話した時の祖母の顔。
『......あくまでもアタシの勘なんだけどね......何か裏がある気がしてならないんだよ』
顎に手を添えて呟くAにイナホとUSAピョン、青龍とツチノコは顔を見合わせて首を傾げたのだった。
イナホを家まで送り、団々坂の家に帰ったAは、今日のことを祖母に報告した。
『ババ様、アタシ、サッカー部に入ったんだ』
すると祖母の動きが一瞬止まった。
その様子をAはじっと見ていたが、祖母はニッコリ笑った。
心から嬉しそうに。
「そうかい......頑張りな、A」
『......うん』
その言葉にAも笑い返すと、二階の自室に上がっていった。
『やーっぱダメだったか......さすがババ様』
部屋に入るなり、Aは制服のままベッドに寝転んだ。
サッカー部に入った、という話をすることで祖母に揺さぶりをかけてみたつもりだった。
しかし自分よりも人生経験豊富な祖母には全くもって通じない。
『こりゃもうオカミに聞くしかないかな......。まっ、試合が終わってからでいいか』
Aは一旦サッカー部と祖母に関する思考を停止させ、部屋着に着替えると祖母と妖怪達が待つ居間へ降りた。
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乃愛(プロフ) - 妖怪たち（全員）にも恋愛的に愛されたいです！いきなりすみません🙇 (2023年3月14日 14時) (
レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 妖怪ウォッチの逆ハーあんまりないから嬉しいです！無理せずに頑張ってくださいね！妖怪たちイケメンやかわいい子多いから選べないですよね！ (2023年3月14日 14時) (レス) @page8 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き待ってます。 (2019年8月14日 15時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続きが楽しみ過ぎて眠れません(*≧∀≦*) (2019年8月13日 17時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
ろーそく - 何回も読み返しました！面白かったです。続き頑張ってください！ (2019年8月9日 23時) (レス) id: 5941402851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AZUSA | 作成日時：2018年9月30日 13時
