出会いは突然に (ページ6)

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そこから、いろいろショック過ぎて
どう帰ってきたのかすら覚えていない

私は部屋着に着替えないままベッドに飛び込んだ

『竜生くんごめんなさい ……』

推しの竜生くんに嘘をついてしまったこと、

一線を超えてしまったこと、

貰った鍵をうっちーに返したこと

嬉しいはずなのに複雑な感情になる
いままでずーっと夢に見ていたことなのになぁ、。

『これでよかったんだよね、、』

竜生くんの服から香る香水の匂いに泣きそうになる、
『私がファンじゃなかったらな……』

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目を覚ませば自分の家で少し寂しい気持ちになった、
『夢だったりして』そんなことをボーッと考えていれば
アラームがなった

＜太陽につつまれてキラキラ光る笑顔〜🎶＞

重い体を起こせば鏡に映る自分は
やっぱり竜生くんのスウェットを着ている

『返さないと…… 』

お風呂に入り、髪を乾かしてメイクをしながら
YouTubeで少年忍者を見る、これは完全なる日課

『やっぱり竜生くんかっこいいな、、』

私は竜生くんより年上で年齢は元木湧くんと同い年の
22歳、現役大学生。竜生くんが入所した当時から推していて、もちろん今も変わらず竜生くんが好き

初めてのライブ参戦も
初めてのファンレターも全て竜生くん。

私は竜生くんから借りたスウェットをしっかり
アイロンにかけ綺麗に畳んで紙袋に入れた。

『よし、行こう』

私は紙袋を持ち、鍵を閉め事務所へと向かった。