出会いは突然に (ページ5)

今日:145 hit、昨日:292 hit、合計:36,796 hit

事務所へページ5

・

『絶対にわたしが来るところじゃない、、』

竜生くんにメッセージを送り、人目につかないように
事務所に入れば少年忍者の所まで関係者の方が
連れていってくれた。

みんなの笑い事が聞こえてきて少しにやけてしまう、
私は手持ちの鏡を見て大きく深呼吸をし、決意を決めた

私はジャニオタでもなんでもないただの人間！！！
だと、

ジャニオタでもないただの通行人A (宇佐美A)
は恐る恐る部屋に入った

『…… 』

湧「あれ誰？」

黒田「スタッフさん？誰かのお姉ちゃん？」

深田「あ、俺」

休憩中だったのかみんな楽しそうに話している
少年忍者ってやっぱり裏でも仲良いんだ、なんて呑気に
感動していれば、竜生くんは私に気がついたのか
嬉しそうに近づいてきた

深田「Aさん〜」

『あ、竜生くん、これ頼まれてた財布』

深田「Aさんマジありがと助かった」

『じゃあ、私行くね』

みんなの視線が痛くてはやくこの場から逃げ出したくなり、私は急ぎ足で部屋から出ようとしたその時

深田「Aさんちょっと待って」

手首を掴まれ竜生くんに引き止められた、

うん、引き止められた(泣)
ジャニオタでもないただの通行人Aが
推しに引き止められている。
この現状に今すぐ発狂したいが私は気持ちを押し殺し
笑顔に振り向いた

『ん？』

深田「Aさん怒ってないの」

『何が？』

深田「ジャニーズJrだってこと」

『竜生くんは竜生くんだから怒ってないよ、
迷惑かけるようなことしちゃってごめんね、
あ、あと服もありがと』

竜生くんを置いていくように部屋から出れば
うっちー発見！！ファンってバレないように私は
感情を殺してうっちーの横を通り過ぎた時

内村「あれ、もしかして昨日！！」

うっちーは振り返り私の方へと歩いてきた。
あ、私、宇佐美A人生終了のお知らせです。と同時に
私は確信をついた、昨日の2人組はうっちーと竜生くんだと

『あ、こんにちは』

内村「しかも深田の服だ！！」
と言ってうっちーは私の着ている服を指さした

『え、あーすみません、竜生くんにこの鍵返しといてください失礼しましたー！！！』

元陸上部なだけあって足の速さには自信があり
私はダッシュをし事務所から出た

『あれ、私何してんだろ、、、』

・