出会いは突然に (ページ15)

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深田side ページ15

深田side

Aさんとドライブデートをした次の日から
一向に連絡は返ってこない。

Aさんに会いたいのに、職場も知らなければ
家も知らない、苗字だって、好きなアーティストも、
好きな映画も、

俺はAさんのことを全然知らないんだ。

『いいよいっぱい教えてあげる』

1週間前世界一可愛い笑顔で俺に言ってくれたじゃん、、

「結局教えてくれないのかよ……」

・

・

いつも通り事務所に行けばAさんの話しをしている
のが耳に入ってきた

黒田「え、これAさんだよね？」

元木「あーうん」

この時俺は頭より先に体が動いていた

ガチャ

黒田「深田おはよー」

俺は部屋に入れば真っ先に湧くんのもとへと行った

深田「その写真Aっすよね？」

深田「湧くん Aになんか言いました？」

元木「あー連絡先消しなって言ったけど」

深田「はぁーなんで、、湧くんは関係ないじゃないすか」

周りの目とかそんなのどうでもよかった。
湧くんの胸ぐらをつかもうとしたその時

内村「ちょ、深田落ち着いて」

うっちーが必死に俺たちを抑えつけた

元木「深田はもっとアイドルの自覚持った
方がいいんじゃね？」

檜山「ちょ、喧嘩はやめろって」

深田「本当は湧くん、Aさんのこと好きなんじゃ」

元木「だったらなんだよ」

檜山「2人とも周り見てみな」

冷静な檜山くんのおかげでヒートアップする前に
なんとかなった、ものの雰囲気は最悪、、

長瀬「ほら一旦落ち着きましょ」

元木「ごめん」

深田「最後に言いますけどAさんの事泣かしたら
湧くんでも許さないんで」

俺はそう言って長瀬の手を引っ張り部屋を出た

深田「ほんと、ごめん」