出会いは突然に (ページ12)

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『ん？竜生くんなんか言った？』

深田「いや、なにも言ってないよ」

『ねぇ、竜生こっちみて』

深田「ん？なに？」

『ちょっと休憩しよっか』

さっきからぼーっとしてる竜生くんが
心配になった私はそういって竜生の手を掴み
水族館をでてすぐのベンチに腰を下ろした

『竜生くん、最近仕事忙しいの？』

深田「まぁ俺人気だからねー」

入所してからずっと頑張ってるの知ってるよ、
なんて言えたらいいのに、

『そっか、、』

深田「なに？嫉妬してくれてるの？」

『違うよ笑笑』

『顔が疲れてるから、』

『今日は家でゆっくりしといた方が良かったなーって、、。ごめんね、わざわざ車も出してくれて』

深田「Aさんが謝ることないじゃん」

深田「俺が誘ったんだよ？」

『そうだけど…… 』

深田「Aさん今日楽しかった？」

『めっちゃ楽しかった』

深田「ならいいや、」

深田「よーし車戻ろっか」

『うん、戻る！』

次は竜生くんが私の手を掴んでくれた。

竜生くん、私竜生くんのこと推しとしてじゃなくて
1人の男性として好きになっちゃった、ごめんね。

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あのデートから数日が経った今、
なぜか湧くんと焼肉屋に来ています。

元木「なに食う？」

『あーえっと、、』

元木「俺が払うからあんま気にしなくていいよ」

『これ！これ食べたいです！！』

元木「おっけー」

なぜこうなったかと言いますと……

仕事終わり駅に向かっている途中に湧くんに
まさかの鉢合わせ、

↓↓↓

話したいことがあるから焼肉行かね？

↓↓↓

2人で個室の高そうな焼肉屋に……

いやいや、整理しても意味わかんない
え？は？なにこれ

元木「てか俺たち同い年っしょ？」

『はい、一応、同い年です』

元木「タメでいいよ？」

『じゃあタメで、、』

元木「でさAちゃんは深田と付き合ってんの？」

『いや、付き合ってないよ！！』

元木「あ、そうなんだ」

『で、湧くん……話したいことってなに？』

元木「単刀直入に聞くけどさ、」

元木「Aちゃんってさ俺らのファンだよね」

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