糸操姫の笑顔�� ページ30
noside
「16 17 18 両脚重傷の彼と情緒不安定な彼女を除いてほぼ全員無事か」
刑事がそう言うと八百万が心配そうな表情で挙手をしながら口を開いた。
「あの Aは大丈夫なんですか？」
「大丈夫かはまだ何とも言えないけど彼女は今カウンセリングを受けているよ」
「そうですか」
──守れなかった
八百万は下を向きながら歯を食いしばった。一方轟は魂が抜けたかの如くぼーっと空を見上げながら先程の事を思い返していた。
『ぅあっ』
「Aっ!!?」
敵が去ってすぐその場で蹲りながら震え続けるA。轟がすぐさま近寄って肩を揺するもAは涙を流すだけだった。
Aはヒーロー達に情緒不安定と判断されミッドナイトに抱き上げられながら静かに去っていった。
「大丈夫よA。敵はもういないわ」
『うぅっ』
「怖かったわね。もう大丈夫よ」
そう言ってAの頭を優しく撫でるミッドナイトは傍から見たら母そのモノだ。Aは母というモノを知らずに育ち父をも自身の糸で壊してしまった。
幸いにもAの父は死なず現在彼は病院で入院しながら暮らしている。独りぼっちになった彼女の前に八百万百という光が現れAは温かさというものを知った。
幼き八百万は単純でAに母がいないという事を知ると自分がAの母になろうと意気込んだ。Aは幸せだった。
でも何かが足りないと自分の中のモヤモヤが爆発し夕方一人で公園に走った。そこで死柄木に出会ったのだ。死柄木は幼きAの事情を知ると何故か彼女を自分と重ねた。
段々とAの存在が愛おしくなり誘拐する事を決意した死柄木。そこで話が終わった 全てが失った瞬間だった。
八百万はAがいなくなったショックでその部分だけ記憶が失いAも死柄木の狂愛によって自分を失った。
だが糸は切れることなく物語は進む。Aはボロボロになりながらも死柄木の元から離れた。そこでまた八百万と再会し涙を流し合ったのだ。
それからというものAは八百万とくっついて歩くようになり向日葵のような笑顔も消えた。八百万はもう一度Aの笑顔が見たいと心の底から思い願っていたが未だに見る事が出来なかった。
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──貴女の居場所になれますように
ラッキーアイテム
刺繍糸
ラッキーキャラ
緑谷出久
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鈴木大福(プロフ) - ayさん» いえいえ大丈夫です。ご親切にどうもありがとうございました。今後もよろしくお願いします (2019年12月8日 10時) (
レス) id: 7a61a8594b (このIDを非表示/違反報告)
ay(プロフ) - すみません、veryですね(汗 berryは果物のベリーですね! (2019年12月8日 10時) (レス) id: a77af651c1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木大福(プロフ) - ayさん» 教えてくれてありがとうございます。近い内に直すのでご了承ください。正直verry以外にも間違いがあると思うのでその時はよろしくお願いします。コメントありがとうございました (2019年12月8日 9時) (レス) id: 7a61a8594b (このIDを非表示/違反報告)
鈴木大福(プロフ) - 暇ですさん» 一コメおめでとうございます。そう言って頂けて嬉しい限りです。コメントありがとうございました (2019年10月24日 18時) (レス) id: 7a61a8594b (このIDを非表示/違反報告)
暇です - やっばい。。。 目から汗が。。。あと一コメ (2019年10月24日 17時) (レス) id: a53b14a901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴木大福 | 作成日時：2019年10月10日 15時
