僕の推してるお天気お姉さん【まふまふ】

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prrrrr♪



電話の着信音が鳴り誰だと思えば彼方さん。







『もしもし…彼方さん？』



そ「あっ、もしもし。今からって空いてる？」


いつも通りの落ち着いた声色で喋ってくれる彼方さん。


中性的な声の真冬さんとはまた違う。


こんな事でも真冬さんと重ねてしまう私はどれだけ彼に溺れれば気がすむんだろう？



『午後からなら大丈夫ですよ。どうしたんですか？』



そ「あっ、えっと服が買いたいんだけど、俺のセンスだとちょっと不安だからさ。」




あはは…と苦笑しながらそういう彼は年上なはずなのになんだか弟みたいだ。




弟みたいだって言っても弟はいないんだけど。


『良いですよ。私のセンスもどうかはわかりませんが。』



そ「嫌々、Aちゃんはセンス良いから！いつもテレビでもおしゃれでしょ？」



特別恋愛的な面で好きなわけじゃない人にでも



電話越しでも褒められて照れてしまう私はよっぽど耐久性がないんだろうね。



『ほ、保証はできませんよ？！』



そ「うん大丈夫だよ。じゃ1時くらいにこの前のショッピングモールに来てね。あれっ？てかAちゃん照れてるの〜？」



『専門な事で褒められて照れない人なんていないですよ！』



って負けじと言い返すと彼方さんは、あー確かにと呟く。



彼方さんは歌、私はファッション系とやってることは違うけれど、そう言う面では違ってても同じかもしれない。

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