ろく ページ7
Aside
なんで…どーしてこーなった。
赤「いい?ここはこの公式を当てはめるんだよ。ここがこうなるから、答えは3xになる。
Aは地頭がいいんだからちゃんとやればできるよ。」
俺は今、赤葦センパイの教室で勉強を教えて貰っている。
なぜこうなったのか。
遡ること数時間前。
一限目が終わりトイレに行くために廊下に出たら担任に捕まった。
そして職員室に連行されて朝受けた小テストの答案用紙が広げられる。
そこに並んでいるのは1桁の数字……並んでないわ8だけだし。
担任「杜〜、お前なんだこの点数は。今回のは入学の実力試しみたいなもんで中学生問題のテストだぞ?……それでこの点数なら2ヶ月後の期末試験が心配だわ…」
「あーーーうるせーうるせー!別に期末じゃないし成績に入らねんだからどうでもいいだろ!」
担任「いや、お前推薦だからうちに来れたけど、バレー無かったら落ちてるぞ…中学の成績あんま良くないだろ」
「バレーで入れてんだからいいんだよ!いちいちうっせえーなハゲ!」
担任「なっ!はげてねーわ!!いい加減勉強しないとやばいぞお前!!授業中も爆睡してくれちゃって!!!」
ギャーギャー言い合いしていると、職員室の入口に見慣れた顔が。
職員室に現れた赤葦センパイは、先生に書類を届けに来たようだった。
担任「あ、ちょうどいい。赤葦!お前の後輩の勉強見てやってくれ!」
「ちょっ!!はぁ!?」
何言ってくれちゃってんだこんのクソ教師!!
赤葦センパイは俺のテストの答案を見て、悟ったような表情をした。
赤「…いいですよ」
そして今に至る。
「…赤葦センパイ暇なの?」
赤「暇じゃないよ」
「じゃあ教えてくれなくてもいいよ。もうすぐ昼休み終わるし」
赤「教えるの好きだし気にしないで」
「気遣った訳じゃない」
赤「それにあの点数はやばいよ。それに夏休みに合宿があるから期末試験で欠点取られると困る」
まじでか
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nyuu(プロフ) - 主人公くんめちゃタイプです!更新楽しみにしてます! (1月13日 13時) (レス) @page18 id: 24133f0e5f (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー(プロフ) - (/ω\)キャー楽しみです! (12月23日 12時) (レス) id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
沙樹(プロフ) - キョンシーさん» イラスト褒められるの嬉しすぎます!キョンシーさんが喜んでくれるならたくさん描きますね!🫶これからもよろしくお願いしますー!! (12月23日 1時) (レス) @page12 id: e04725104b (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー(プロフ) - 更新楽しみにしてます!夢小説の中でもイラストがとても好みです! (12月22日 23時) (レス) @page12 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙樹 | 作成日時:2023年12月19日 18時