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さん ページ4

結果は26-24で俺らの負け。

正直、木兎光太郎は凄かった。

木兎はブロックを何枚にしようと、絶対に撃ち抜くという確信があった。

すごいパワーだ。さすが5本の指に入るスパイカーだと実感した。



「…くそ」


赤「…悔しそうだね」


赤葦に声を掛けられる。


「…当たり前だろ。試合に負けて悔しくないやつなんているかよ」


赤「…へぇ」


へぇって。そっちから聞いてきたのに、こいつ。


赤「そういえば杜って、試合中木兎さんのことずっと敵視してたよね。なんで?」


「は?なんで言わなきゃいけねーの?」


赤「単純に気になるんだよ。あの試合、1年生の中で君だけが本気で木兎さんを潰そうとしてた」


「…木兎光太郎は俺の憧れだよ。だからこそ潰したいの」



中学のあの試合以来、俺は奴のプレーが頭から離れなかった。

絶対的エース。その肩書きがふさわしい奴。

木兎光太郎に憧れて、ウイングスパイカー目指してたし。


あいつの試合全部追って、ひたすらトレーニングして。
俺は中学3年になる頃には敵無しだった。


もしも俺が木兎と同年代なら、俺の方が上手いのかもしれない…なんて。



赤「憧れを潰したい、か。俺にはわかんないけど、そんな考えできる杜なら越えられるかもね。」


赤葦は何がおかしいのか、笑いながらそんなことを口にする。


「越えられるかもじゃなくて超えんの!…ってかそもそも!今日の試合だって、あんたがトス全部俺にくれればよかったのに!そしたら勝てた!!」


赤「じゃあ俺に全部キミに上げたいと思わせるようなプレーしなよ。


………あと先輩には敬語だって言ってるよな?」


「ヒッ」


人間の顔じゃないよ赤葦センパイ…



兎「ヘイヘイ!アカーシ!と、1年!!」


赤「あぁ木兎さん。お疲れ様です。」


絶好調でしたね。木兎光太郎にタオルを渡す赤葦センパイ。


兎「まぁーな!今日は一段とストレートがキレキレだった!!」


あーーはいそうですか!

こっちはそのストレートにブロック3枚つけても撃ち抜かれたよ!!くそっ!!!!


兎「でも俺絶好調だったのに、ギリギリだったんだぜ!

この1年坊に、決められまくったからな!!」


木兎光太郎はそう言って俺の方を指差す。


「指差すなゴラァ!」


赤「杜」ペシン!


「いてっ」


こいつ…あかあし…初対面の1年生にビンタするって正気かよ…

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nyuu(プロフ) - 主人公くんめちゃタイプです!更新楽しみにしてます! (1月13日 13時) (レス) @page18 id: 24133f0e5f (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー(プロフ) - (/ω\)キャー楽しみです! (12月23日 12時) (レス) id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
沙樹(プロフ) - キョンシーさん» イラスト褒められるの嬉しすぎます!キョンシーさんが喜んでくれるならたくさん描きますね!🫶これからもよろしくお願いしますー!! (12月23日 1時) (レス) @page12 id: e04725104b (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー(プロフ) - 更新楽しみにしてます!夢小説の中でもイラストがとても好みです! (12月22日 23時) (レス) @page12 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙樹 | 作成日時:2023年12月19日 18時

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