2話 ページ2
…たった数分で人生ってこんなに変わる。
３分あればどこかのヒーローは誰かを助けて星に帰るし
カップラーメンだってできてしまう。
だけど
たしかに私は数分前まではいつも通りの生活をしていたはずなんだ。
……………
いわゆるごく普通な女の子。
なにか飛び抜けた才能があるわけでもなく
夢中になれるものがあるわけでもない。
....強いて言うなら、忍たまが好きかな。
子供っぽいって言われるから、あんまり大っぴらに言えないんだけど。
「もうすぐテストだしなぁ....」
自転車でいつもの道を下りていく。
向かい風が気持ちくてこのまま坂道を下り続けたくなる。
都会とまではいえない街の中に、場違いのように立つ鳥居の前でキキーッと甲高い音を鳴らして自転車を止めた。
「こんなとこにこんな道…あったっけ」
その鳥居の隣に自転車と人ひとりがぎりぎり通れるくらいの細い道があった。
パッと腕時計を見る。
時計の針は５時20分を指していた。
忍たままで時間はある。
....現実逃避だ。
よし、行こう。
自転車を降りて、足を進めた。
その道は進むにつれて、舗装されていない道になっていき....
「ひゃあっ！！！？」
急に足場が無くなった。
そして私は意識を手放した....
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まき(プロフ) - 面白かったのですが、、終わりが中途半端だなって思いました。 (2020年2月14日 13時) (
レス) id: 519aa03ecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーり x他1人 | 作成日時：2018年12月21日 21時
