6話 ページ6
「Aさん、おはようございます」
利吉さんが改めて門をくぐろうとした時、また後ろから声がかかる。
「あ、留三郎くん。おはよー」
朝から爽やかな笑顔で学園に走って来る。
「…あれ?昨日学園に戻ってたんじゃないの?」
「朝の鍛錬に行ってまして。伊作と」
伊作くん?
よく見ると留三郎くんがボロボロになった伊作くんを背負っている。
「あ、Aさん…おはようございます」
「お、おはよう…大丈夫?」
「まぁ慣れてるんで…笑…うわっ!」
伊作くんが弱々しく返事をした瞬間に留三郎くんが走り出す。
「利吉さん!来られてたんですね!」
あらら、ただでさえ怪我してる伊作くんが振り回されてクラクラになってるよ。
「これからご飯でもどうですか?」
「その前に!」
利吉さんと留三郎くんの間にずいっと小松田くんが入る。
「入門票にサインしてください!」
…さすがすぎる笑。
結局利吉さんたちは食堂に向かっていった。
「皆さん仲が良いですねー」
ほのぼのしてる小松田くん。
「それにしてもAちゃん、大変だねぇ」
「…へ?なにが?」
「なんでもないでーす。さっ!仕事仕事。」
小松田くんはニコッと笑ってまた箒を動かし始めた。
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みかんおばけ - 素敵です!サイコーです! (2019年3月29日 21時) (レス) id: 37228e8831 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - 月長石さん» 月長石さん、ありがとうございます!準備が整い次第、続編を作ろうかなと思っているので他作品と並行になり更新ペースは遅くなるかもしれませんが、気長に見ていただければ嬉しいです!ご期待に添えるよう頑張ります! (2018年12月21日 21時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
月長石(プロフ) - 大変だとは思いますが、ご検討して頂けるとありがたいです!改めてお疲れ様でした!ありがとうございました! (2018年12月21日 7時) (レス) id: 6c9c69e497 (このIDを非表示/違反報告)
月長石(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます!いつもワクワクしながら見させて頂きました!私としては作者様も大変だとは思いますが、続編をつくって頂きたいなと思います!利吉さんと夢主さんが付き合った後の日常…みたいな感じの小説が見てみたいです! (2018年12月21日 7時) (レス) id: 6c9c69e497 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - リディア94さん» リディア49さん、ありがとうございます!楽しんでいただけてなによりです(^^)これからちょっと留三郎くんに頑張ってもらってハッピーエンドを目指すので最後までよろしくおねがいします! (2018年12月14日 23時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーり x他1人 | 作成日時:2018年8月7日 23時