39話 ページ39
あの事件から約一ヶ月。
「あ…雪だ」
白い息が空に消えて行く。
これから積もりそうだなぁ。
雪かきをする前に雪だるま作りたい。
みんなで雪合戦もしたいなぁ。
「かまくらとかもいいんじゃないかな」
「あぁ、いいなぁ。中であったかいものを食べて…え？」
声のした上を見上げると、塀の上に利吉さんが座っていた。
「久しぶり。元気にしてた？」
「は、はい…いつからそこに？」
毎回恒例になってきたこの登場。
今日に関しては何もしてない時だったからちょっと恥ずかしい。
「Aちゃんがここに出てきた時かな」
…最初からじゃないですか。
「もう、声をかけてくださいよ…」
「あはは、ごめんごめん。…雪遊びするときは私も混ぜてね」
にっこりと笑顔をみせるから見られてたこととかどうでもよくなる。
雪は好きな人を一段と輝かせてくれる。
「今日はどんなご用事で？」
見惚れてしまう前に入門票を差し出す、
「いや、今日はこの後用事があって。あれから様子をみに来れてなかったからAちゃんの顔を見に来たんだよ」
…私のためにわざわざ？
「ありがとうございます、。私は元気なので大丈夫ですよ！」
「うん、そうみたいだね。…じゃあ、雪が積もったらまた来るよ」
「はい。また」
利吉さんはすぐに帰ってしまった。
…仕事じゃなくて用事、か。
少し引っかかりながらも雪が積もるのを心待ちにしていた。
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みかんおばけ - 素敵です！サイコーです！ (2019年3月29日 21時) (
レス) id: 37228e8831 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - 月長石さん» 月長石さん、ありがとうございます！準備が整い次第、続編を作ろうかなと思っているので他作品と並行になり更新ペースは遅くなるかもしれませんが、気長に見ていただければ嬉しいです！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2018年12月21日 21時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
月長石(プロフ) - 大変だとは思いますが、ご検討して頂けるとありがたいです！改めてお疲れ様でした！ありがとうございました！ (2018年12月21日 7時) (レス) id: 6c9c69e497 (このIDを非表示/違反報告)
月長石(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます！いつもワクワクしながら見させて頂きました！私としては作者様も大変だとは思いますが、続編をつくって頂きたいなと思います！利吉さんと夢主さんが付き合った後の日常…みたいな感じの小説が見てみたいです！ (2018年12月21日 7時) (レス) id: 6c9c69e497 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - リディア94さん» リディア49さん、ありがとうございます！楽しんでいただけてなによりです(^^)これからちょっと留三郎くんに頑張ってもらってハッピーエンドを目指すので最後までよろしくおねがいします！ (2018年12月14日 23時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーり x他1人 | 作成日時：2018年8月7日 23時
