14話 ページ14
まだいい匂いのする食堂の中に入る。
「おばちゃん、A定食下さい！」
「はいよ、Aちゃん今日は遅いわねぇ」
A定食を盛り付けて、カウンターの上に美味しそうなご飯を置いた。
「今日は仕事が長引いちゃったんですよ」
お盆を受け取って誰もいない食堂の奥に座る。
先に頼むんじゃなかったなぁ。
目の前に美味しそうなご飯があるのに食べれないなんてなんの罰なんだって感じだよ…。
なんて考えていたらガヤガヤとした声が聞こえてきた。
「おばちゃん！定食６つ！」
「Aさんお待たせしました！」
静かだった食堂が一気に明るくなる。
6人が座ったところでおばちゃんがいつもの挨拶。
「お残しは許しまへんで！」
「「いっただきまーす！」」
こんなに大人数で食べるのは久しぶり
というか小松田くんか先生以外と食べる時間一緒にならないんだよね。
こういう時いつもなら聞き役に回りがちなんだけど
…楽しい。
「…Aさん最近楽しそうですね」
となりに座っていた留三郎くんが私を見て呟いた。
「そう？…そういえば今日利吉さんにも明るくなったねって言われたなぁ」
利吉さんの笑顔を思い出して思わず微笑む。
「そうだとしたらみんなのおかげだよ」
私の言葉にみんなが嬉しそうに笑って、次の話題に変わっていった。
その時私にしか聞こえないくらい小さな声で
「…Aさんって利吉のことが…すき、なんですか？」
留三郎くんが私の気持ちの核心をついてきた。
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みかんおばけ - 素敵です！サイコーです！ (2019年3月29日 21時) (
レス) id: 37228e8831 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - 月長石さん» 月長石さん、ありがとうございます！準備が整い次第、続編を作ろうかなと思っているので他作品と並行になり更新ペースは遅くなるかもしれませんが、気長に見ていただければ嬉しいです！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2018年12月21日 21時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
月長石(プロフ) - 大変だとは思いますが、ご検討して頂けるとありがたいです！改めてお疲れ様でした！ありがとうございました！ (2018年12月21日 7時) (レス) id: 6c9c69e497 (このIDを非表示/違反報告)
月長石(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます！いつもワクワクしながら見させて頂きました！私としては作者様も大変だとは思いますが、続編をつくって頂きたいなと思います！利吉さんと夢主さんが付き合った後の日常…みたいな感じの小説が見てみたいです！ (2018年12月21日 7時) (レス) id: 6c9c69e497 (このIDを非表示/違反報告)
あーり(プロフ) - リディア94さん» リディア49さん、ありがとうございます！楽しんでいただけてなによりです(^^)これからちょっと留三郎くんに頑張ってもらってハッピーエンドを目指すので最後までよろしくおねがいします！ (2018年12月14日 23時) (レス) id: 55a75ee2ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーり x他1人 | 作成日時：2018年8月7日 23時
