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写真を撮り終える、数時間前
教師らによる、最後の個名が行われていた
「岩泉 一」
「はい！」
力強く凛々しく、最後の返事をする者
「及川 徹」
「はいっ！」
力強く、だが何処か名残惜しそうに返事する者
「久世 直美 」
「…はいっ！」
涙を拭い、必死に前を向き返事する者
「花巻 貴大」
「はい」
目元は赤いが、何処か照れ臭そうに返事する者
「松川 一静」
「はい、」
いつもと変わらいように見えるが、優しく微笑み返事する者
そして、彼等彼女を見つめる者
「…先輩っ、先輩っ、」
「…」
「次は、俺らの世代だ…」
「輝いてるな、先輩達」
それから、あっという間に最後の一大行事
“卒業式”は終わってしまった
そして、彼等男子バレー部が真っ先に向かった先は、
懐かしく、最も思いれがあるあの場所
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作者名：雪中猫 | 作成日時：2018年2月8日 23時
