私に構うな【小森隼】-2-

story.53 ページ4

隼side









隼「はぁぁぁぁぁぁぁあぁ。」







玲「なに、こわい、さっきまでテンション高かったのに」





今は亜嵐くんとばいばいして


レッスン室で玲於とふたり。



桃田さんはシャワー中。









隼「聞いてよ玲於ぉおぉぉお！」




玲「うん聞いてる何」





隼「亜嵐くんに…ライバル宣言された…。」









玲「だろうなぁ！」





隼「え？」





玲「だって亜嵐くんは告白したかったけどいろいろあったせいでちゃんと告白出来てないってだけで





ずっと好きだったに決まってるじゃん。」








…そうだった…そうだよね。





亜嵐くんはずっと好きだったんだ…。







隼「俺邪魔かなぁ。」





玲「いや、そんなことないけど。


大事なのは、好きだった時間より、



どれだけその人のことを想ってるかでしょ。」









玲於…玲於が…いいこと言ってる…！





隼「はぁぁぁぁありがとう玲於ぉぉお！」




ｷﾞｭｰｯ





玲「苦しい暑い無理離せ！！！」






隼「笑笑」









ｶﾞﾁｬ







『あれ？まだいたの？』





隼「うん！一緒に帰ろうって思って！笑」



そう、待ってたのは一緒に帰るため。



隼「外もう暗いし、女の子1人で歩かせるのは危険だし。笑」



玲「ほら、帰ろ」








『うん。ありがとう。』




ちょっと待っててねって


カバンを持ってきて。







『じゃ、行こっか。』



隼「うん！」









こんなこと言ったらキモいって言うかもだけど









えへへ、楽しみ。笑

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