【銀魂】万事屋の拾い者

優しさ ページ24

『…うっ……っ…』


起きてから何分くらいだったのだろう。


最低でも20分は経ったはずなのに全く涙が止まらない


(止まって…早く止まってよ…)


「…1人で何やってんだ」


突然聞こえた声に驚き声のした方へ目を向ける


『…ぎ、銀さ、ん』


いつ起きたのか、部屋の前に立っていた銀さん


「お前ぇ…何でも1人で抱えようとすんな」


『そ、そういうつもりじゃ……うゎっ！？』


いきなり腕を掴まれ引き寄せられたかと思うと目の前が暗くなる


抱きしめられていると把握するまでには少し時間がかかった


「お前ぇに泣かれると…その…困るんだよ」


耳の近くで小さく呟く銀さんに『なにそれ』と泣き笑いしながら、ふざけ混じりに聞く


「俺にも…分かんねぇ」


その答えに更になにそれと思ったが、銀さんの優しさなんだろうと思い、それ以上は聞かず黙って抱きしめられていた

聞こえた声＿銀時side→←何度も溢れる涙

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