多重人格 攻略法 ！

仕事藤ヶ谷にキス ･･･された件 ページ7

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楽屋に戻ると ご機嫌悪めな藤ヶ谷さん。
話している途中 恐る恐る 目を合わせる，
すると， ふにっと 柔らかい感触がした。



「はっ ？」



その温もりがなくなり 気付くと大声を出していた
それは，藤ヶ谷も 勿論メンバーもそうだった。



「「「「「「「えええええ ！」」」」」」」




「北山･･･ ごめん っ！」



俺にキスした本人は，颯爽と楽屋を飛び出していった
テンパりすぎて 扉を開ける方向間違えてたけど。



「今のって･･･ キス だよな ？」




何でだよ？お前俺のこと嫌ってるじゃん。
丁度いい距離感だとか何とか理由つけて，
離れていったのはお前じゃん。


離れたくせに多重人格になるし、
急にキス してくるし， 全然分かんねぇよ。
俺，お前の気持ち 1ミリも知らねぇ･･･





ただの気まぐれ？でも気まぐれでキスなんてするか？
じゃあ何だよ， 俺の唇にゴミでもついてたとか？
キングは常識外れの行動とるのかよ。




あぁ 分かんねぇ， まともな考え思いつかねぇ。






「ミツ，１回ソファーに座って落ち着きなよ。」


「わり， ちょっと冷静になってみるわ 」




玉に促されて ソファーに座る。
よくよく考えれば メンバーの前でキスされたんだ。

頭の中を整理するため，ゆっくりと瞼を閉じる
段々とリラックスしてきた。
してきたのに，身体を揺すられる。



「北ミツ！北ミツってば，起きてよ ！」


「んんぅ･･･ あとちょっとらけらからぁ 」



呂律が回らない中 必死に返答する。
んん？ 起きて･･･ってことは俺寝てた！？



「もう皆帰っちゃったよ？ 俺らも帰ろう」



見渡せばやはり、宮田しかいなかった。
帰ろう何て言いながら，既に俺の荷物をまとめていてくれたみたいだ。




今日は宮田と呑もう，
俺が寝ていた間の状況を聞くためにも。

タクシーに乗り コンビニで軽くお酒を買い込み
俺の家へと向かった。

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