▼sweet.032 ページ33
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毎週の週末には実家に帰って家を手伝っている安藤。今回は、花房、樫野、私の3人もお手伝いに行く予定だし好都合だ。人数は多い方が助かるだろうし。
それに、1度接客を経験すれば、それがどれだけ大変なのか身に染みてわかるだろうから。
まあ、夢月の大福は絶品で安藤の家族の方が手伝ってくれたお礼としていつも食べさせてくれるんだよね。接客は大変だけれど、いつも大福目当てで頑張ってるの。(←食べ物に釣られてる)
今回は仲間も1人増えて労働力もアップした、たくさんのお客さんに夢月の和菓子を購入してもらえるようにがんばるぞー!!
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そして当日。
『お待たせしました。こちら、お団子セット1つと抹茶金時2つになりますね。ご注文は以上でしょうか?それでは、ごゆっくりどうぞ』
「お姉さーん、こっち抹茶葛切りね!」
『はい!ただいま!』
週末の夢月はたくさんのお客さんで賑わっている。私がお手伝いに来た時はいつも見る光景で、その分接客も大変なのだ。
いちごちゃんは注文や商品を運んだりお水を注がなきゃいけなかったり、慣れない作業に戸惑い大変のようだ。だから、こうゆう時に助けるのがチームワークよね!
いちごちゃんが厨房に注文を言いに行っている間、私はお水のおかわりが必要なお客様の所に行ってお水を注ぐ。
「ああ!!お水お水!!」
『いちごちゃん、お水はやっといたから大丈夫だよ!』
「え!あ、ありがとうAちゃん!」
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そして、ようやく一息つけたのはおやつ時を過ぎた4時頃だったのだ。厨房に入ると、安藤の弟妹たちがいちごちゃんと遊ぼうとおねだりしていた。
妹の百絵ちゃんは私を見つけると一目散に駆け寄ってきた。
「Aお姉たんだ!!お姉たんも一緒に遊ぼ!!」
「こら!千世、万里、百絵!大人しくしなきゃだめじゃないか。Aちゃんも天野さんもごめんね」
『いいのいいの、可愛いから!お手伝いで来てなければいっぱい遊んであげられるんだけどね...』
一緒に遊んであげられなくて少し落ち込んでしまう私。こんなに可愛くおねだりしてくれるのにそれに応えてあげられないのはやっぱり悲しいな。
でも、私はお手伝いで来たんだからしょうがないよね。
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†NANA†(プロフ) - ページ43・44で、「チョコトルテ」が「チョコタルテ」になっています (2022年5月2日 10時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - ようやく50話達成するまで至りました😭コメントしてくださった皆様本当にありがとうございます!続編でもよければ何でもいいのでお言葉頂けると嬉しいですし、励みにもなります☺️では、続編にてまたお会いしましょう👋 (2022年1月5日 22時) (レス) @page50 id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - わらびもち( ˙?˙ )さん» ありがとうございます!! (2022年1月5日 9時) (レス) id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - れさん» ありがとうございます!更新頑張ります☺️ (2022年1月5日 9時) (レス) id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち( ˙?˙ )(プロフ) - お疲れ様でした!そして、更新楽しみにしてます!ありがとうございます! (2021年12月12日 21時) (レス) @page45 id: 36bb079102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心芦心芦 | 作成日時:2019年10月15日 20時