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▼episode.22 ページ22
You side
さっきは部屋に伺いますなんて言ってしまったけれど、レイジさんが私を部屋に呼んだ経緯が全く分からないであった。
拒否権はないと言われてしまったけれど、私はレイジさんに対して何か失礼な事でもしてしまったのだろうか?
｢はぁー、ついレイジさんの圧力に負けてしまった」
でも、折角レイジさんが誘ってくれたんだし断る訳にもいかなかったよね。私、今思ってること凄く矛盾してる。嬉しいのに怖い気持ちもあるなんて。
思わず自分に落胆してしまう。
｢あ、もうこんなに時間が経ってる!早くレイジさんのお部屋に行かないと」
[パタパタ]
部屋に向かう途中に薔薇の花畑が見える。
アニメで見たとおり綺麗だななんて思いながらも道を通ってゆく。
すると、遠くに1つポツンと人影が見えた。...あれは、人?
｢あれ、影が無くなった...」
こんなこと前にもあった気がする。...たしか、前世で。
でも、どんなに考えて思いだそうとしても出てきそうな所で出てこない。
大事な事だと私の勘が訴えてくるのに。
私は、今はあんまり気にしないでおこうと思い、駆け足で通路を抜けていった。
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作者名：心芦心芦 | 作成日時：2017年6月3日 20時
