▼episode.3 ページ3
You side
はずだった。
目を開けると、来たことも見たこともない森の中にいた。
さっき私は確かにトラックに轢かれて、血塗れになって死んでしまったはずだ。なのに何でこんなところにいるのか...。
とても不思議だし、それと同時に怖くなった。
「ここは...どこ?」
「何これ...」
そして、目の前には宛先も何も書かれていない封筒があった。
少し警戒しながらも私はその封筒を開けた。
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その手紙には、私が死ぬ前にあった全てのこと。
私が異世界転生トリップをしているということが記されていた。
そして最後に...
―――お前の最愛となる者をこの世界から見つけ出すのだ。
と書かれていた。
私にはよく内容の意味が分からなかった。それにまず、誰がこの手紙を書いたのかも分からない。
だけど、これから何か起こるのかもしれないという私の勘が頭によぎった。
気づけば私は睡魔にやられ倒れていた。
私が倒れた後に、その手紙が魔法のように燃え消えたことも知らずに....。
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作者名:心芦心芦 | 作成日時:2017年6月3日 20時