▼episode.17 ページ17
You side
あれから、数日がたった今日は月に１回の晩餐会があるみたい。
｢今日は、月に１回の晩餐回があるんだよ。」ってユイちゃんが学校で教えてくれた。
私が、アヤトくんから初めて吸血されて倒れた後、
スバルくんとレイジさんにお礼を言いに行こうとしたんだけど...。
スバルくんは部屋に籠ってて、レイジさんは...部屋を出る事すら拒否された。
薬品の制作実験をしていたみたい。だから、2人にはドアの前にメモを置いておいた。
見て、くれたかな...?
[コンコンコンッ]
ユ｢Aちゃん、食事の用意ができたって」
｢ありがとう、今行くよ」
私は、トボトボとユイちゃんの後ろを着いてゆく。
｢でもさ、私手伝わなくてよかったの?大事な晩餐会なのに」
ユ｢それは大丈夫だよ。私も前手伝おうとしたんだけど、レイジさんなりのこだわりがあるみたいで断られちゃったの」
｢そっか」
アニメやゲームの皆を私は知っている。だからこそ、態度や行動に納得する部分もある。
でも最近、違う部分も見てみたいと思う自分が何処かにいる。一体これは何の感情?
好奇心?
それが、もし違ったとしたら...何?
ユ｢Aちゃん?どうしたの、急に立ち止まって...」
｢え?...あ、いや、何でもない。ちょっと考え事しちゃって」
そう言って私は、ユイちゃんに笑いかける。
私は、目的地に着くまでそのことについて考えないようとユイちゃんと暫くの間会話をしていた。
ドアを開けるともう皆は揃っていて既に食事を始めていた。
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作者名：心芦心芦 | 作成日時：2017年6月3日 20時
