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炎がドンドン迫り、廊下を歩く度に熱された鉄板の上を歩いているようだった。
隣の部屋の前に着いた所で私の足は限界を迎えた。
偶然か必然か開け放たれた扉の前に私は座り込んだ。
「だれ？」
私に気づいたのか、部屋の中から声が聞こえた。
「この家の者です。あなたこそ、誰ですか？」
そう答えると人影がゆらりと揺れ、私に近づいてくるのが分かった。
ある程度の距離まで来ると顔が少しずつ把握することができた。暗闇の中で私の左と同じ赤い瞳が光った。
「あぁ、君か。探してたんだ。どこにいたんだい？」
「私のこと･･･知ってるの？私のこともお母さん達みたいに殺すの？」
私を見下ろすようにして立っている人影に振り絞るようにして質問をする。
「もちろん、知ってるよ。そもそも、君を迎えに来たんだからね。」
「私･･･を？」
「うん。寂しかっただろう？」
そう言って伸ばしてきた手を私はびっくりして勢いで払ってしまった。
それに相手も驚いたのか少し固まった後、今度は私と同じ目線になるようにかがんだ。
そして、私が1度払った手をもう1度伸ばし、優しく頭を撫でた。
頭を撫でられるなど子供のとき以来だった。私の目から思わず涙が零れた。
泣きじゃくる私をそっと抱きしめ大丈夫だよと言った彼の言葉を最後に私は目を閉じた。
最後に嗅いだ匂いはどこかで嗅いだ覚えのある、血の匂いだった。
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冬が一番なCher(プロフ) - 75.さん» この…っ しているよ…！ (2017年8月11日 22時) (
レス) id: 6e206b5459 (このIDを非表示/違反報告)
75.(プロフ) - 冬が一番なCherさん» ﾌﾌﾌ(´^∀^｀)ﾌﾌﾌ…楽しみにしていたまえ←←←←←←←←← (2017年8月11日 22時) (レス) id: 53e3b94d46 (このIDを非表示/違反報告)
冬が一番なCher(プロフ) - 75.さん» なんだって…最初から狙っていたのかい…？！ ちょっとこれは張り付いてないと…楽しみにしてます！ (2017年8月11日 10時) (レス) id: 6e206b5459 (このIDを非表示/違反報告)
75.(プロフ) - 冬が一番なCherさん» ありがとう(≧∇≦*)実は椿があの日迎えに来た理由はまだ他にあるんだよ♪これから、過去を少しずつ展開していくから、こうご期待!!←← (2017年8月10日 22時) (レス) id: 53e3b94d46 (このIDを非表示/違反報告)
冬が一番なCher(プロフ) - 寝巻き女子可愛い… 過去のことも壮絶だけどそうじゃなければ椿に会えなかったんだよね 大変だけど よかったって思っています。出会いおめでとう (2017年8月9日 18時) (レス) id: 6e206b5459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：75. | 作成日時：2017年7月29日 23時
